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メディアクエスト、「トロピコ2~海賊の島~ 日本語版」を11月13日に発売

11月13日発売予定

価格:8,980円

 株式会社キッズステーションのゲーム部門メディアクエストは、米Poptop Softwareの経営シミュレーションゲーム「Tropico 2: Pirate Cove」を日本語化し、11月13日に発売する。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は8,980円。

海賊船を建造するところからゲームは始まる。船長と船員、武器が必要だ
海賊島の人口統計。海賊の倍近くの捕虜が暮らしているのに注目。これらが暴徒化したら島は一巻のお終いだ
 「トロピコ」は、入植したばかりの孤島を舞台に、住民が幸せに暮らし、多くの観光客が訪れる南国の楽園を造り上げていく経営シミュレーションゲーム。充実したコンストラクション要素に加え、政治、経済、外交にわたるグローバルなシミュレーション要素で、コンストラクション一辺倒だった箱庭シミュレーションゲーム界に一大衝撃を与えた傑作として知られる。

 「トロピコ2~海賊の島~ 日本語版」は、その続編に当たるシリーズ最新作で、サブタイトルからもその内容をくみ取れるように、海賊島を舞台に、海賊にとっての楽園を造り上げる経営シミュレーションゲーム。前作では徹底的な恐怖政治をしいて独裁国家を営むなどアクの強い一面もあったが、今回はさらに一歩進んで悪人に徹しきるタイプの作品だ。

 前作と同じように島の育成要素はあるものの、木材を得るのは海賊船を作るためで、製鉄を得るのは海賊達が用いる武器や弾薬を作るためだ。もちろん、そのほかにも島の住民が生活するために食料の自給自足が求められるが、その作業を行なうのは、海賊行為にて捕まえた捕虜たち。前作で充実していた観光施設は、久方ぶりに島に戻ってきた海賊達の慰安施設に変わっている。

 プレーヤーは、海賊達の頭領として、海賊達が満足できる海賊島を造り上げることだ。前作のように選挙に落選するとその時点でゲームオーバーということはないが、部下である海賊達は長期航海を終えて不平不満が貯まっており、海賊達の生活を支える捕虜達は、日々虐げられ、これもまた海賊に対して大きな不満を抱えている。慰安につとめて平和な島にするか、島の中心に断頭台を置いて徹底した恐怖政治を敷くか。いずれにしても不安要素を抱えたゲーム性は前作以上のものがある。

 ゲームの舞台は今回もカリブ海となっており、列強との関係は意識する一方、海賊達に対して教育や布教を施すため、それら資格者を捕虜として捕まえてくる必要もある。グラフィックエンジンは前作と同じものが使われており、パッと見の新鮮味は薄いが、ゲーム性はずいぶん異なっている。がっちり遊べそうな箱庭型の経営シミュレーションゲームだ。

海賊島の様子。中世的な街並みが続いている。娯楽施設の定番は賭博場と酒場。海賊達は酒とタバコがないと不満を溜まるので、広大なプランテーションを作りたいところだ

(C) 2003 Frog City Software, Inc.

□メディアクエストのホームページ
http://www.mediaquest.co.jp/

(2003年9月10日)

[Reported by 中村聖司]


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