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M3、WanadooとDreamcatcherのタイトルの取り扱いを正式発表
「Pain Killer」など6タイトルを発表

9月9日発表

 エムスリイエンタテインメント株式会社は、フランスのゲームパブリッシャーであるWanadoo EditionとDreamcatcher Interactiveの2003年度タイトルの日本国内での取り扱いを正式発表した。これまで同社は株式会社ズーが取り扱うローカライズタイトルの販売元として活躍してきたが、今後はパブリッシャーとしての業務も並行して行なうことになる。ズータイトルの販売業務に関しては今後も継続していくとしている。

 Wanadoo EditionとDreamcatcher Interactiveは、フランスにおいてUbi Soft Entertainment、ATARIといったワールドワイドで展開している大手に準ずる規模を擁したゲームパブリッシャー。このレベルの大規模な契約の発表は、メディアクエストやイマジニアといった代理店のみならず、セガやカプコンといった国内大手が海外ゲームのローカライズ事業に本格参入してからは、すっかり珍しくなってしまったが、今回の場合は、これまでWanadoo Editionの新作を日本に独占供給してきたツクダシナジーが倒産し、契約済みの複数タイトルが宙に浮いてしまった事による。

 その受け皿となったエムスリイエンタテインメントは、ズータイトルの販売業務で培ってきたPCゲーム販売のノウハウを活かし、翻訳業者と契約を結んで、原則的に日本語版での発売を目指していくという。現時点で明らかにしているタイトルは以下の6本となっている。

・「Curse 日本語版」
・「Jack The Ripper 日本語版」
・「Law & Order 日本語版」
・「Pain Killer」
・「Sniper Elite 日本語版」
・「SCHIZM 2 日本語版」

 この中で比較的大作に位置するのは、今回唯一日本語化を未定としているDreamcatcherの「Pain Killer」だろう。優秀な物理エンジンとして世界的に有名なHavokエンジンをベースにしたDirectX 9世代のPainエンジンを採用し、他の次世代FPSとはひと味違った破壊的なホラー世界を描いている。同作の獲得には、数社が動いているという話だったが、エムスリイエンタテインメントが獲るとはまったく予測できなかった。なお、これらは契約締結に至ったタイトルの一部だというから楽しみだ。

 なお、現時点では各タイトルの発売時期や価格は未定となっている。Wanadoo Editionの「Curse 日本語版」(19世紀のエジプト探索をモチーフにしたホラーアドベンチャー)が一番先の発売となるようだ。発売時期は年内としている。

□エムスリイエンタテインメントのホームページ
http://www.m3e.co.jp/

(2003年9月9日)

[Reported by 中村聖司]


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