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European Computer Trade Show 2003現地レポートECTS 2003に任天堂が帰ってきた! |
会場:London Earl's Court
ECTSに任天堂が帰ってきた。ECTS開催時期に併せて流通関係者や現地メディア向けのプライベートなブリーフィングこそ継続的してきたものの、2000年を最後にECTS会場への出展を見送ってきたNINTENDO of Europe(以下、NOE)が、3年ぶりにECTS会場での展示を復活させた。
実車とおぼしきカートのハンドル部分に液晶ディスプレイを搭載。操作はコントローラだが、ネットワークアダプタを使ったLAN接続による4人対戦は大いに盛り上がる。周囲にはステージであるキノコ王国を思わせるキノコやツリーのオブジェも用意されている |
前日レポートにて既報のとおり、NOEの今回の出展はEarls Courtの展示ホール内ではなく、会場入り口の車寄せの部分にあたる屋外で行なわれている。40トン級のトレーラーを2台横付けし、1台には試遊台を満載、もう1台には大型のスクリーンが搭載されゲーム画面が映し出されていた。なお、屋外展示ではあるがNOEのデモスペースへの入場にはECTSの入場パスが必要となる。
今回の出展の看板タイトルは、ヨーロッパ地域では11月14日の発売が予定されている「Mario Kart:Double Dash!!」。前述した大型スクリーンの前には、液晶ディスプレイを搭載した実車のカートが4台用意され、ネットワークアダプタを使ったLAN接続による4人対戦プレイが繰り返し行なわれていた。
もう1台のトレーラーにも同タイトルの試遊台が用意されていたが、臨場感に勝る実車試遊台の方が圧倒的に人気が高く、次回以降のプレイの予約を管理するスタッフは大忙しの様子だった。時間帯によってはトーナメント形式の大会も行なわれており、横にはグランプリさながらの表彰台も用意されていた。
エリア内には、任天堂ブランドで発売されるファースト・セカンドパーティをはじめ、一部サードパーティのタイトルを加えたゲームキューブや、ゲームボーイアドバンスの試遊台が多数用意されている。デモされているタイトルは、ヨーロッパ地域において今秋から年末のホリデーシーズンにかけて発売を予定しているものがほとんどだ。多くは5月にロサンゼルスで開催されたE3でアナウンスされた作品で、特に今回のECTSに併せて発表・公開された新作はない。とはいえ、ヨーロッパ地域では初めてのデモ出展になるものや、それぞれのタイトルの発売日が決定・発表されたことなどで、来場者はこぞってコントローラを手にしていた。
展示の様子とデモされていた主なタイトルは、写真とスクリーンショットを中心に紹介する。
40トンのトレーラーに試遊台を満載。ゲームキューブとゲームボーイアドバンスの新作タイトルがプレイアブルで出展されていた | トレーラーの内部。コネクティビティなタイトル「パックマン」や「ゼルダの伝説:4つの剣」などは、4人プレイに対応した状態でデモされている | ゲームボーイアドバンスのタイトルは、コンパニオンが腰にずらりとゲームボーイアドバンスSPを用意して、こんな感じで試遊することもできる |
【Mario Kart:Double Dash!!】 | ||
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【Billy Hatcher and The Giant Egg】 | ||
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【Metal Gear Solid : The Twin Snakes】 | ||
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【The Hobbit】 | ||
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【Spyro Adventure】 | ||
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【Finding Nemo】 | ||
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□ECTSのホームページ
http://www.ects.com/
□London Games Weekのホームページ
http://www.londongamesweek.com/
□NINTENDO of Europeのホームページ
http://www.nintendo-europe.com/
□関連情報
【8月27日】ECTS 2003開幕直前レポート
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030827/ects.htm
(2003年8月28日)
[Reported by 矢作晃]
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