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バンダイ、PS2版「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」完成
出演した古谷徹、池田秀一、釈由美子が記者会見に出席

9月4日 発売

価格:6,980円 (限定版:12,800円)

会見途中で実現した古谷氏と池田氏の対戦……というか、アムロとシャアの対決。しかし、おふたりとも初めてのプレイということで、やや戸惑い気味。結局は一戦も交えることなくドローに
 株式会社バンダイは、同社のアミューズメント施設「バンダイミュージアム」において9月4日発売予定のプレイステーション 2版「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」の完成記念披露会を開催した。会見にはガンダムの主役の声を務める古谷徹氏 (アムロ・レイ) と池田秀一氏 (シャア・アズナブル) 、そしてゲームに登場するオペレーター“ミユ・タキザワ”役を演じた女優の釈由美子さんが会場に駆けつけトークを披露した。

 「めぐりあい宇宙」は、映画「機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編」を再現したストーリーモードをベースに、オリジナルガンダムも登場する。「サイドストーリーモード」、PlayStation BBに対応し他のユーザーのデータをダウンロードすることで、VSモードでの対戦なども可能になるというネットワークモードなど盛りだくさんな内容となっている。

 記者会見では古谷氏と池田氏が司会者とともにゲームの各モードを紹介。すでに有名な話だが、古谷氏はゲームがかなりお好きということで、わかりやすく解説。池田氏は「これまでゲームはやらなかったのだが、2、3カ月前にプレイステーション 2を購入しゲームを始めた。いまははまっていて腱鞘炎になっている」とコメント。

 古谷氏は、ファーストガンダムだけでなく「機動戦士ガンダム 0083」などにも登場した一年戦争で活躍したエースパイロットを多数収めた“エースパイロットモード”について、「僕はたまにはシャアでやりたいなと思うんですよ」とコメントすると、池田氏も「私ももっと見事にガンダムを操縦できればと思う」と答える場面も。ここで古谷氏が「じゃ、対戦したいなぁ」と水を向けると、池田氏は「まだ初心者なので、もうちょっと上手くなってから」とうまくかわした。

 ところがその機会は以外にも早くやってくることに。2人で対戦することができる「VSモード」の解説で、いきなり会場に設置されているプレイステーション 2で対戦することになる。古谷氏がジオングを操作し、池田氏がガンダムを操作するという逆転パターンでゲームはスタート! 熱き戦いが繰り広げられた……はずだったのだが、2人ともゲームを初めてプレイするということで、なんと一度も出会うことなくおたおたしているうちに、ゲームがドローで終了。アムロとシャアの決着は、残念ながらまたの機会となってしまった。

 記者会見の終盤には、ガンダムファンでもある釈由美子さんが登場。釈さんは今回のミユ・タキザワ役について「声優のお仕事も難しくて大変だったけれど、何より大好きなガンダムの世界に入れて嬉しい」と感激した様子。釈さんは役どころから連邦の制服を着ての登場となったが、「ジオン派なので連邦の制服を着るのが許せなかった」とこだわりを披露。記者会見の後では池田秀一氏に何か言って欲しい一言はありますか? との質問に「『いい女になるのだな』……って言ってください」とリクエスト。シャアの生の声で言ってもらい、感激して「いい女になります!!」と舞い上がっていた。

 ガンダムの魅力について古谷氏は「20年前にアフレコに参加していたときは、緻密に計算された世界観で、物語にリアリティがある点が魅力だと思っていた。しかしそれだけではなく、最近、自分自身もモビルスーツに凝っていてゲルググやズゴックが気に入っていて、フィギュアなども集めたりしているのだが、そういった人それぞれに幅広い魅力があることが、長く支持されている理由だろう」とコメント。釈由美子さんは「初めは男の子が見る作品だと思っていたけど、大人になって観てみたら偏見だということがわかった。20年経っても色あせない作品で、セリフ一言一言が胸に突き刺さる」と解説。

 同作品の制作を担当した稲垣氏によれば、すでに40万本の受注があったということで、かなりのヒットが見込まれる。とにかくかなりのボリュームの作品となるので、ファーストガンダムファンのみならず、ガンダムファンには注目作といえるだろう。

【会見の模様】
アムロのコスプレで登場した古谷徹氏。コメントの端々に名セリフをさりげなく挟みながらゲームの解説を行なっていった 「ゲーム初心者」と言う池田秀一氏。現在ゲームにはまっていて、腱鞘炎気味なのだとか ミユ・タキザワ役の釈由美子さん。池田氏いわく「釈さんにはアルテイシア (セイラ) の面影がある」とか
松戸にあるバンダイミュージアムの1/1ガンダムのゴンドラに乗って左から古谷氏と釈さん、池田氏と釈さんでそれぞれツーショット写真 制作を担当した稲垣氏。制作には2年半という期間をかけて、集大成となる出来だという。すでに40万本の発注を受けているとか

【スクリーンショット】
ファーストガンダムの後半を再現しているため、舞台は宇宙。左下の写真に写っている赤いのがガンダムの5号機で、「めぐりあい宇宙」のために制作された機体。右下の写真が、釈さんが声をあてているミユ・タキザワ。オペーレーターという役どころ


(C)創通エージェンシー・サンライズ
(C)BANDAI 2003
Jacket Illustrated by KATOKI HAJIME/CG by MITSURU HIDAKA(BEC)

□バンダイのホームページ
http://www.bandaigames.channel.or.jp/
□製品情報
http://gundam-sora.net/
□関連情報
【8月26日】ファースト・ガンダムの物語後半を全8ステージで再現
バンダイ、PS2「機動戦士ガンダム めぐりあい宇宙」を9月4日に発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030826/gundam.htm

(2003年8月26日)

[Reported by 船津稔]


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