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タイトー、スペースインベーダー グランドチャンピオン大会 |
会場:Necca 秋葉原
タイトーのイベントの最後を締めくくるジャンケン大会。「ダライアス」のTシャツなどかなり貴重なものが用意されていた |
今回の大会は、7月31日に発売された「スペースインベーダー アニバーサリー」を使ったゲーム大会で、日本全国76カ所で開催されてきた。大会は3分間のタイムアタック形式で行なわれた。シューティングゲームの得点のインフレ化が激しくなって久しいが、3分間に3面目に突入し2,000点台後半を出すことすら難しい同作品において、3,000点台が何度か出るハイレベルな大会となった。
大会は対戦形式で、より高い得点を出したプレーヤーが勝ちというシンプルなルール。この戦いに勝ち残っていったのは、安定してハイスコアを出していった川端博史さんと津田徹也さん。しかし、決勝戦はこれまでとは違い、なんとオリジナルのテーブル筐体を使った戦いとなった。
最初に座ったのは川端さん。その昔プレイしていた当時を思い出してか、100円玉をじゃらじゃらとテーブル筐体に積み上げた (別に大会なので100円玉は必要ないのだが、雰囲気重視ということで) 。開始の合図とともに猛然と消しに入った川端さん。2度ほどUFOを取り逃がしたが、最終的には3,040点を叩き出した。このハイスコアがプレッシャーとなったのか、続いて座った津田さんは今一歩、波に乗れず残念ながら2,630点で力つきた。
優勝した川端さんは、「勝てて嬉しい。むかし名古屋に住んでいて、なぜ“ナゴヤ撃ち”というのかわからなかったが、誇りに思っていた」と、むかしを懐かしむコメントを残した。参加者の年代的には、そのむかしに遊んだ人が多いようだったが、若い人も参加しており、こういった名作ゲームがこれからも語り継がれ、プレイし続けられることだろう。
「スペースインベーダー アニバーサリー」を使い、3分間のタイムアタック形式で大会が行なわれた | 最後の決勝戦だけはなんと! オリジナルのテーブル筐体で行なわれた | 優勝者の川端さんにはトロフィーや賞状、副賞が贈られた |
もはやタイトー社内にもほとんど残っていないという歴史的なテーブル筐体。シンプルなインストカードやコントロールパネルなど懐かしさ満点の決勝となった |
(2003年8月25日)
[Reported by 船津稔]
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