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マイクロソフト、「Zoo Tycoon Complete Edition 日本語版」を発表 |
価格:未定
マイクロソフト株式会社は、動物園経営シミュレーションゲーム「Zoo Tycoon」に2本のアドオンを加えた完全版「Zoo Tycoon Complete Edition」を日本語化して10月に発売する。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は未定となっている。発売に先立ち、9月6日、八景島シーパラダイスを会場に一般公開イベントも開催される。
芸をするシャチ。芸を覚えさせるのは簡単だが、客にいかに効果的に見せるかが難しい |
同作を導入すれば、動物、恐竜、海洋動物が共存する動物園が経営可能だ |
「Zoo Tycoon」は、箱庭型の経営SLGを好む北米らしいじっくり取り組めるSLGで、ゲームデザインは遊園地経営SLGの佳作として知られる「Roller Coaster Tycoon」シリーズや「Theme Park」シリーズに近い。技術者のメンテナンス対象がアトラクションから動物に代わったと考えるとわかりやすい。「Zoo Tycoon」は、動物園の経営者として、ライオンやパンダ、キリンといった数多くの人気動物を抱えた一大動物園を作り上げていくのが目的である。
プレーヤーの飼育対象を一般動物から恐竜にまで広げたのが、北米で昨年5月に発売された「Dinosaur Digs」で、高圧電流の流れる囲いの中で、恐竜を卵の状態から飼育させていくという楽しみと一緒に、囲いを突破し、園内で暴れる恐竜を沈静化させるという、新たなアクシデントも追加されたユニークな拡張パックだ。
そして「Zoo Tycoon」で水族館までカバーしようという意欲的な拡張パックが「Marine Mania」。土地をぐんぐん掘り下げて大小さまざまなタイプの水槽をつくり、さまざまな海洋動物を飼えるほか、シロイルカやシャチに対して、芸を仕込み、それを海洋動物ショーとして、客に見せることができる。北米でも特に高く評価された拡張パックだ。
「Zoo Tycoon」本編に加え、上記2本の拡張パックを同梱することで、建物やアトラクションは約500種類、飼育可能な動物は119種類にもおよぶ。与えられた目標を達成していくシナリオモードも全45種類と、ボリュームたっぷりの作品に仕上がっている。また、それぞれのタイトルに対して、丁寧なチュートリアルが付属しているため、初心者でも迷わずプレイできる。多種多様な動物を飼うという珍しいゲーム性を備えた同作の発売を機に、同社は新しいユーザー層を獲得していく考えだ。
さて、9月6日に八景島シーパラダイスで開催が予定されているイベントでは、海の動物たちのショーを行なう「アクアスタジアム」において、海の動物のトレーナー五味弘允氏をゲストに迎え、シロイルカのショーと併せて、日本語版の映像を初公開するという。
アクアスタジアムは2,000人収容可能となっており、ゲームイベントとしてはかなり大規模になる模様。来場者には抽選で214名に沖縄旅行や空気清浄機などがあたる抽選会も開かれるようだ。なお、ゲームイベントへの参加は無料だが、八景島シーパラダイスの入場チケット等は別途必要になる。家族友人を誘って参加してみてはいかがだろうか。
とにかく膨大な量のアイテムが盛り込まれているため、ユニークな動物園を簡単に作成できる。経営SLGファンのみならず、幅広い層におすすめできる作品だ |
(C) 2003 Microsoft Corporation. All rights reserved.
□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/games/
□「Zoo Tycoon 日本語版」のホームページ
http://www.microsoft.com/japan/games/zootycoon/default.asp
(2003年8月21日)
[Reported by 中村聖司]
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