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セガ、音楽専門レーベル立ち上げ
ウェーブマスターが音楽の制作から版権管理まで統轄

8月7日 発表

 株式会社セガと株式会社ウェーブマスターは、音楽専門レーベル「WAVE MASTER ARTISTS」、「WAVE MASTER ENTERTAINMENT」を設立した。

 ウェーブマスターはこれまでセガグループのサウンド制作からサウンド技術の応用、版権管理など、サウンドに関する業務全般を行なってきた。最近では「ルーマニア」シリーズ、「SWITCH」などのゲーム制作も行なう一方で、映画「Jam Films」、OVA「サブマリン707R (ソニーミュージック)」の音楽制作 (蓑部雄崇氏、小林秀聡氏) などゲーム以外の音楽制作も行なっている。

 今回設立されたふたつのレーベルは、ゲーム、映画、アニメ関連のサントラや企画商品を扱う「WAVE MASTER ENTERTAINMENT」と、音楽専門の新レーベル「WAVE MASTER ARTISTS」のふたつになる。「WAVE MASTER ARTISTS」では10月1日に松田樹利亜さんの「僕のカケラ」、はやぶさジョーンズの「颱風」が1,050円で発売されるのを皮切りに、10月22日にはエルマロ、S.Q.F (SPINNING Q FACTOR) の作品が発売される予定となっている。「WAVE MASTER ENTERTAINMENT」は11月5日から発売が開始される予定で、両レーベルで年内11タイトルが発売される計画となっている。

 今回の販売を委託されるのは株式会社エイベックス・ディストリビューションで、すでに契約を締結している。今回の発表により、ゲームだけにとらわれず版権管理も含めセガグループの音楽事業の窓口はウェーブマスターに統一され、事業の柱として育てていくこととなる。

 ウェーブマスターがアーティストを抱え込むことは新たなる挑戦となり、逆に言えばチャレンジングなことの様にもうつる。しかし、制作する作品を今後より幅広く扱い、総合的な音楽ビジネスとして行なうとき、これらの業務も避けきれないだろうし、同社のスタッフがアーティストとしてリリースされるといった意味でも (すでにセラニポージがいるが) 、アーティストのレーベルは必要となっていくだろう。

WAVE MASTER ARTISTS WAVE MASTER ENTERTAINMENT


□セガのホームページ
http://sega.jp/
□ウェーブマスターのホームページ
http://www.wave-master.com/
□ニュースリリース
http://sega.jp/release/nr030807_1.html

(2003年8月7日)

[Reported by 船津稔]


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