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マイクロソフト、「Flight Simulator 2004 翼の創世記」を10月発売
歴史的名機と現代機計25機を揃えたフライトシムの決定版

7月30日発表

 マイクロソフト株式会社は、北米で7月29日より出荷が開始された「Flight Simulator 2004: A Century of Flight」の日本語版「Flight Simulator 2004 翼の創世記」を10月に発売すると正式発表した。これに合わせ、同社のホームページでは公式サイトもオープンした。対応OSや動作環境、価格については近日中に公開予定としている。

E3で絶賛された独自テクノロジーによるフル3Dで描かれた雲の表現。雲の量、種類などはプレーヤーが設定することも可能
雲表現の劇的進化により「2004」のバーチャルコクピットモードはこのような写実的な風景となる
 「Flight Simulator 2004 翼の創世記」は、米航空史100周年を記念してリリースされる「Flight Simulator」シリーズ最新作。最大の特徴は、ライト兄弟の「1903 ライトフライヤー」に端を発する歴史的名機9機種10機による、歴史的フライトを実際に体験できるところにある。

 チャールズ・リンドバーグにより達成された大西洋無着陸横断飛行なども、しっかりフライトとして用意されており、史実どおり33時間半かけて飛ばすことができる。全フライトは途中セーブ/ロードが可能になっているため、こうした長時間フライトも日をわけて飛ばすことができる。まさにゲームならではの愉しみ方だ。

 その一方で、地表、雲、機体モデルなどすべてのビジュアル要素に対しても全面的に手が加えられている。この全方位的なグラフィックエンジンの強化は、シリーズでは実に「Flight Simulator 95」以来であり、そのほかにもGPSの大幅機能強化、PDFマニュアルの全HTML化などなど、まさに航空史100年にふさわしい内容に仕上がっている。世界一辛口で知られる北米においてもおしなべて高い評価を与えていることからもそのつくりの確かさがわかる。

 今回の唐突な発表は、北米での発売に際し、近日中に国内に入ってくると見られる輸入版に対する牽制の意味合いが強く、日本語版の初公開は8月に改めて行なわれる予定。日本語版ならではの魅力としては、「エンカルタ」ライクなインターフェイスの「A Century of Flight」モードの全テキスト、全音声の日本語化だろう。

 特に今回は100周年記念作品として9機種の歴史的偉業を膨大な量のテキストとムービー、そしてフライトによってまとめており、これらが日本語で手軽に参照できる意義は非常に大きい。文献派も実践派も満足できる大作フライトシミュレータだ。

(C) 2003 Microsoft Corporation. All rights reserved.

□マイクロソフトのホームページ
http://game.watch.impress.co.jp/
□マイクロソフトのPCゲームのページ
http://www.microsoft.com/japan/games/
□「Flight Simulator 2004 翼の創世記」のページ
http://www.microsoft.com/japan/games/fs2004/
□関連情報
【2003年5月15日】Microsoftブースレポート 鉄道シムの極致「Train Simulator2」、渾身の力作「Flight Simulator 2004」詳報
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030515/e3_ms2.htm
【2003年2月13日】米Microsoft、「Flight Simulator: A Century of Flight」を正式発表
ライト兄弟機からボーイングまで20世紀の名機を盛り込んだFSシリーズ最新作
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030213/fscof.htm

(2003年7月30日)

[Reported by 中村聖司]


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