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セガ、「東京ジョイポリス」の新アトラクションを公開
「T3アトラクション」、「カブト・くわがたふれあいの森」

7月10日 開催

 株式会社セガは、屋内型アミューズメントテーマパーク「東京ジョイポリス」にて、7月12日から一般公開される新アトラクション「T3アトラクション」と「カブト・クワガタふれあいの森」をプレス向けに先行公開した。料金は大人小人共通で、「T3アトラクション」が600円、「カブト・クワガタふれあいの森」が500円(東京ジョイポリス)と300円(それ以外の店舗)。


■ T3アトラクション

 劇場映画「ターミネーター3」をモチーフにした新アトラクション。稼動開始日は「東京ジョイポリス」が7月12日から、「梅田ジョイポリス」が7月19日からとなっている。

 「T3アトラクション」は、ツアーアテンダントと一緒に施設内をまわるウォークスルータイプのアトラクション。施設内部は映画の世界観を再現した内装が施されており、利用者は映画の登場人物になりきってアトラクションを楽しむ、といった内容。

 ネタバレになるといけないので詳細には触れないが、強いて全体の雰囲気を表現するならば“プレーヤー参加型のSF風味お化け屋敷”といったところ。ただし、お化け屋敷といっても「恐怖」ではなく「ターミネーターの世界観」と「スリル」を楽しむ、というのが趣旨。

 「『ターミネーター』が好きだから興味はあるけど、この手のアトラクションは苦手だなぁ……」という人に楽しむコツを伝授するならば、やはり「ツアーアテンダントのノリにあわせる」のが一番。恥ずかしいと思って二の足を踏むようでは、アトラクションの魅力が半減してしまう。要は“ゴッコ遊びのノリを思い出して遊んだほうが楽しい”ということ。

 記者が体験したときは、一緒にアトラクションを回った親子連れの子供が「お兄さん(ツアーアテンダントのこと)、最後に死んじゃうんでしょ? 死んじゃうんだよね?」としきりに怖がっていたが、そんなときでも、ツアーアテンダントはアドリブを効かせて対応してくれる。もし参加者が斜に構えていたら、こうした“相互作用”は決して生まれない。

 興味がある人は、シニカルな部分をかなぐり捨てて「T3アトラクション」を体験してみてはいかがだろうか。



TM (C) 2003 IMF Internationale Medien und Film GmbH & Co. 3 Produktions KG.


■ カブト・クワガタふれあいの森

 「ジョイポリス(東京、岡山)」、「セガ ワールドATC」、「セガ アリーナ(豊橋、富谷)」で開催される夏休み限定のアトラクション。期間は東京ジョイポリスが7月12日~9月15日までで、他店舗は7月19日~8月31日まで。東京ジョイポリスのみ料金が500円と若干割高だが、これはアトラクションの敷地面積が実施店舗中で一番大きいから(約33坪。他店舗は13~25坪程度)だろう。

 「カブト・クワガタふれあいの森」は、海外に生息するカブトムシ、クワガタを中心とした世界の昆虫を集めた期間限定のアトラクション。「コーカサスオオカブト」、「オオヒラクワガタ」、「アトラスカブト」などに直接触れられるほか、カブトムシやクワガタの生体、キーホルダーや昆虫に関する書籍などの販売が行なわれる。

 今回は、お台場にある港区立港陽小学校の3年生が、体験学習の一環で本アトラクションをプレスと一緒に先行体験。「今時の子供が、カブトやクワガタをいきなり触れるんだろうか。ましてや飛んだらパニックになったりして……」と思いつつ施設内に足を踏み入れた途端、昆虫を手に嬌声をあげる子供たちの姿が目に飛び込んでくる。

 虫が苦手らしく「ねぇ、いつ終わるの?」と身をすくめている子もいたが、大半の子供たちは楽しそうにカブトやクワガタをワッシと手づかみ。最初はおっかなびっくりだった子も、時間が経つうちに興味が出たのか、まじまじと観察をし始める。

 記者の傍に寄ってきて、捕まえた虫を見せながら「これねー、地面に落ちると死んだフリするんだよー!」と教えてくれる子、両手にぶら下げてポーズを決める子、いきなり顔の前に「ホラーッ!!」と手にもったクワガタを差し出して驚かそうとする子、帽子の網目に節足がからまって「取れなくなっちゃった」と困っている子など、昆虫と触れ合う姿はさまざま。

 ちょっと微笑ましかったのが、木片を抱いてもがくカブトムシを眺めていた子。「どうしたの?」と声をかけると「さっき、木と壁の隙間にはさまってたから、助けてあげたの。でも、これ(木片)が足から離れなくてかわいそうなんだ」とポツリ。もがく様子が怖くて触れなかったようで、ちょっとつついて木片が足から離れると、安心してニッコリ。

 取材前は「わざわざお金を払って昆虫を見るくらいなら、実際に森や山へ行ったほうがいいんじゃないのか?」とも思ったが、予備知識のない人が自然のなかでカブトやクワガタを見つけるのは困難を極めるわけで、ましてやここにいる昆虫は大半が舶来種。また、子供たちの喜ぶ姿を目の当たりにして「こういうのもアリかな」などと認識を改めた次第。

 こうしたアトラクションは、ただ見て触って楽しむだけではなく、親子で生き物や自然について話をするきっかけにもなる。期間中に親子でジョイポリスを訪れる予定がある人は、本アトラクションに足を運んでみてはいかがだろうか。

「クワガタには注意してくださいねー。挟まれると血が出ちゃうこともあるからねー」、「はーい」とスタッフの注意を受けつつ体験学習開始 カブト、クワガタの種類は実施店舗で異なる。東京ジョイポリスは「コーカサスオオカブト」、「アトラスカブト」、「オオオヒラクワガタ」の3種が約50匹 施設内のカブトやクワガタは触り放題。不幸な奴は若干乱暴に扱われたりもするが、なかには天網に張りついて難を逃れる賢い奴も……
出口の近くには、標本や生体のサンプル展示スペースも用意されている 生体だけではなく標本入りキーホルダーも販売中。カブトやクワガタにくわえて、なぜかサソリまで…… アトラクションのすぐ側には「甲虫王者ムシキング」が設置されている。当然ながら子供たちに大ウケ


□セガのホームページ
http://sega.jp/
□ジョイポリスのページ
http://sega.jp/joypolis/
□関連情報
【2003年6月11日】東京と梅田ジョイポリス、新アトラクション「ターミネーター3」を7月より稼動
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030611/joypolis.htm
【2003年6月16日】セガとセガ アミューズメント、AC「甲虫王者 ムシキング」サマーキャラバンを7月19日より全国で開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030616/mking.htm

(2003年7月10日)

[Reported by 北村孝和]


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