価格：6,800円

　株式会社ナムコは、2002年11月に発売されたXbox版「デッド トゥ ライツ」をプレイステーション 2用にリニューアルし、8月7日に発売する。価格は6,800円。

　「デッド トゥ ライツ」は、格闘技と射撃のスペシャリスト「ジャック＝スレイト」を操作して、単身で悪の組織に立ち向かうノワールアクションアドベンチャー。殺人の濡れ衣を着せられた元警察官ジャックは、死刑執行の直前に刑務所を脱獄、疑いを晴らすため自らを陥れた犯罪組織に相棒「シャドウ」と共に挑む。

【オープニングムービー】

【登場敵キャラクタ】

格闘が得意な敵もいれば、射撃が得意な敵もいる。集団で攻撃してきたり、単身ジャックに襲い掛かってくるものもいる

　本作は、シナリオをハリウッドのシナリオライターが手がけ、アンチヒーロー的主人公、フラッシュバックや登場人物たちのヴォイス・オーバー（独白）によって展開するフィルム構想によりミステリアスで退廃した雰囲気を表現した「ノワール・ムービー」を彷彿とさせる「ノワールアクションアドベンチャー」と銘打たれている。

　格闘、射撃はもちろん、このゲームならではのシステム「タイムシフトダイブ」、「ヒューマンシールド」などが話題を呼び、海外を中心に100万本を出荷する実績を残した作品だ。

遠距離戦は射撃が中心となる	武器を持たないときや、接近戦では格闘が可能	相棒「シャドウ」に命令することもできる

　「タイムシフトダイブ」は、ハリウッド映画をほうふつとさせる「時間の流れを一定時間遅くし、その間に複数の敵を倒す」といった行動。「ヒューマンシールド」は、「格闘で捕まえた敵を盾に、敵の銃撃を防ぐ」動作。この2つの動作を上手く使いこなしていかないと、クリアが難しい作品だった。

【タイムシフトダイブ】
ボタンを押し、アドレナリンゲージを消費する間（任意で終了もできる）、周囲の動きが遅くなる。この間にまとめて敵を倒せる

【ヒューマンシールド】
敵を羽交い絞めにして、盾代わりにする。この状態で、前方からの攻撃を防ぎつつ、射撃も可能。窮地を脱するには有用な行動といえる

【ディスアーム】

武装は基本的には現地調達。敵を倒して武器を奪ったりはあたりまえ

　しかし、PS2版は難易度の変更が可能となり、プレイ感覚を損なわずに誰にでもクリアを目指せるように調整が入った（といっても“簡単”というわけにはいかないようだが）。また、随所に入るミニゲームを一部ショートカットできるようになっているという。

　ハリウッドの刑事物ドラマや映画が気に入っているという人には、ぜひオススメしたいタイトルの1つだ。Xbox版は手が出なかった人でも、より遊びやすくなっているPS2版を試してみる価値はあるだろう。

【ミニゲーム】
時間内に鍵を開ける「ピッキング」	起爆回路に触れないようにピンを通す「時限爆弾解体」	タイミングよく交互にボタンを押さないとゆれてくれない「パンチングボール」

(C)2002, 2003 Namco Hometek Inc., All Rights Reserved

□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□製品情報
http://www.namco.co.jp/cs/ps2/deadtorights/
□関連情報
【2002年8月20日】ナムコ、正義を貫くために悪の組織に立ち向かえ!
Xbox「デッド トゥ ライツ」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020820/d2r.htm

(2003年7月7日)

[Reported by 佐伯憲司]

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