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カプコン、「Arx Fatalis」を完全日本語版で8月29日に発売
1人称視点で展開されるホラーアクションRPG

8月29日発売

価格:7,800円

 株式会社カプコンは、オーストリアのパブリッシャーJoWooDが昨年発売したアクションRPG「Arx Fatalis」を完全日本語版で8月29日に発売する。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は7,800円。テキストのローカライズのみならず、音声も全吹き替えというカプコンの気合いを感じさせるタイトルだ。

スタート直後の様子。主人公は過去のすべての記憶を失っており、クルターに仮の名を付けてもらう
 「Arx Fatalis」は、ドワーフやトロール、ゴブリンといった人間以外の種族が数多く棲息するオリジナルのファンタジー世界をモチーフにしたアクションRPG。今時珍しいシングルプレイ専用のタイトルで、「Ultima IX: Ascension」風のFPSスタイルのアクションRPGとなっているが、アドベンチャー要素と謎解きが強く、ダンジョン探索RPGのテイストも持ち合わせた欲張りな内容だ。

 プレーヤーは、過去の記憶を失った状態で地下の牢獄に閉じこめられたアム・シーガル(名前のない男)となり、仮の名を付けてくれた同じく囚われの身であるクルターと共にダンジョンからの脱出を図ることになる。ゲームの基本的な展開は、ダンジョン内で発生するメインクエストとサブクエストをクリアしながら広大なダンジョンを巡るというもの。

 グラフィックは、DirectX 8.0世代のオリジナルエンジンが採用されており、ポテンシャルは2001年レベルながら、質感の高いテクスチャおよび机や椅子、鉄格子といったオブジェクトのディテールが抜群で、リアルなダンジョン世界を作り出している。ホラー系のタイトルとしてはリアルタイムシャドウやセルフシャドウ表現がないのがやや残念だが、それを抜きにしても非常に丁寧に作られた作品といえる。

 ゲームシステムは、シングルプレイ専用のゲームらしく、キーボードで移動、マウスで視点移動と攻撃を行なう通常モードと、任意のオブジェクトにアクセスするためのマウスカーソルモードの2パターンが用意されている。プレイ中は、状況に応じてリアルタイムでモード切り替えつつ、ダンジョンの各所に凝らされた謎を解いていくことになる。ホラー系、ダンジョン探索系のアドベンチャーゲームが好きな人にはうってつけの1本だ。

テキストと音声の両方を日本語化。トロールが日本語で喋る海外産ゲームはなかなかない

Arx Fatalis (c) 2002 Arkane Studios, (c) 2002 JoWooD Productions Software AG

□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「Arx Fatalis 完全日本語版」のホームページ
http://www.capcom.co.jp/pc/arx/index.html
□関連情報
【2002年3月5日】本日到着! DEMO & PATCH 「Arx Fatalis」Playable Demo
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030627/battlemu.htm

(2003年7月1日)

[Reported by 中村聖司]


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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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