価格：3,000円

　株式会社ハドソンは、同社の往年の名作「ロードランナー」と「スターソルジャー」を現代風にアレンジしてニンテンドーゲームキューブでリリースする。同社はこのリメイク路線を「ハドソンセレクション」としてシリーズ化する予定で、第1弾は7月10日に「キュービック ロードランナー」と「スターソルジャー」が発売される。価格は各3,000円。

　同社は豊富なゲーム資産を眠らせておくのはもったいないと考え、有効活用するためにも「お手頃価格」、「シンプル」、「原点回帰」をモットーにリメイクして低価格で販売していくという。資産の有効活用はセガのSEGAAGES2500にも通じるものがある。

　リリースにおいて、ファミリーコンピュータの生産終了にも触れ、「かつてのゲームに熱中した父親世代には懐かしさを、初めて体験する子供達には新鮮さを与え、親子が一緒に楽しめるゲーム」をリリースしていくとしている。

キュービック ロードランナー

　「キュービック ロードランナー」はアクションパズルの名作として名高い「ロードランナー」のリメイク版。ハドソンのファミコン参入第1弾ソフト。プレーヤーは“ランナー”と呼ばれるプレーヤーキャラを操作し、追ってくるロボットを銃で穴を掘り埋めたりしながらやり過ごし、ステージ内のすべての金塊を集めるのが目的。

　「ロードランナー」は横から見たタイプの2Dグラフィックだったが、「キュービック ロードランナー」では3Dグラフィックとなっている。ノーマルステージが60面と相変わらずのボリュームだが、さらにエディットモードも付いている。

　ファミコン時代のCMやゲーム音楽を収録するなど、お父さん世代には懐かしいおまけも付いている。

【キュービック ロードランナー】
(C)2003 HUDSON SOFT (C)2003 Douglas E.Smith LODE RUNNER is a trademark of Douglas E.Smith registered inthe U.S. and other countries.

スターソルジャー

　「スターソルジャー」といえば、高橋名人で、16連射でと脊髄反射のように出てくる往年のファンも多いだろう。当時「全国キャラバンファミコン大会」で大ブームを巻き起こしたヒットシューティングゲームだ。

　ゲームキューブ版「スターソルジャー」は3Dグラフィックになってはいるが、障害物を壊して進むという爽快感は大切にしているという。また、“デライラ”や“ラサロ”など敵キャラもそのまま登場するという。撃墜速度ボーナスや敵機変態全滅ボーナス、ラザロ合体前破壊ボーナス、などの得点システムを採用。2人で協力プレイが可能な“アシスト連射システム”など親子で楽しめる要素も用意されている。

　全10ステージのノーマルモードだけでなく、あの「キャラバンモード」も収録。2分間、5分間に命を燃焼させることのできるシューティングに仕上がっている。

【スターソルジャー】
(C)2003 HUDSON SOFT

□ハドソンのホームページ
http://www.hudson.co.jp/
□「ハドソンセレクション」のページ
http://www.hudson.co.jp/gamenavi/gamedb/softinfo/hu_select/

(2003年6月20日)

[Reported by 船津稔]

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