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コーエー、「信長の野望 Online」のエリア拡張計画を公開
2003年度内に10カ国、7勢力を追加

6月12日公開

 株式会社コーエーは、6月12日より正式サービスを開始したMMORPG「信長の野望 Online」において、今後のエリア拡張計画を公開した。エリア拡張以外のアップデート予定については明らかにしていない。アップデート時期も不定期になる見込みだ。

これが今回公開された拡張予定エリア。赤、黄、青の順番で実装されていく
これはβテスト前に公開されていた勢力配置図。2004年春にこれに近い状態になりそうだ
 「信長の野望 Online」は、昨年4月の制作発表会の時点では、21カ国14大名で正式サービスを開始するとしていたが、実際にはその約半分となる11カ国7勢力でスタートする運びとなった。

 これは開発が遅れたために実装できなかったというわけではなく、βテストの結果をふまえた上で、実装を見合わせたということだ。具体的には、いきなりβテストの3倍相当となる21カ国14大名でスタートすると、ユーザーが散らばりすぎてしまって正常なユーザー間コミュニティの育成および合戦を中心とした同社の望むサーバー運営が正常に稼働しなくなるできなくなる恐れがあると判断したためだ。

 この結果、βテストから3カ国(越後、上野、武蔵)2勢力(上杉、北条)のみを加えた11カ国7勢力で開始された。今回発表された拡張エリアとそのスケジュールは以下のとおりとなる。

■2003年秋
・追加国 越中
・追加勢力 なし

■2003年冬
・追加国 加賀、越前、近江、伊勢
・追加勢力 本願寺、朝倉家、浅井家

■2004年春
・追加国 山城、摂津和泉、大和、紀伊、伊賀
・追加勢力 足利家、三好家、雑賀家、伊賀忍

 今年の秋は越中のみで追加勢力はなしということで、実質的な大規模拡張は今冬が最初ということになりそうだ。本願寺、雑賀家、伊賀忍といった特殊技能集団や征夷大将軍である足利家など、システム的にどう処理されるのか楽しみな勢力が多い。今期の拡張計画により和風MMORPGとしての地位がユーザーに認められれば、東北地方や中国地方、四国、九州などの拡張が行なわれるのは確実だろう。

 ここで気になるのは、追加直後の新勢力の扱い。同作には合戦というシステムがあるため、普通に導入しては実装追加後に既存勢力によって滅ぼされるのは目に見えている。大量移籍を促すのも不自然だし、新参キャラしかいないため誰も合戦に参加できないというのもおかしな話だ。いずれにしても一定期間攻め込めないなどのシステム側の対応が必要になるだろう。

(C)2003 KOEI Co.,Ltd.

□コーエーのホームページ
http://www.gamecity.co.jp/
□「信長の野望Online」の公式ページ
http://www.gamecity.ne.jp/products/products/ee/new/nob_online/
□関連情報
【2003年5月28日】コーエー、「Yahoo! BB」6カ月間無料やプレイチケット割引など
PS2「信長の野望 Online」発売記念キャンペーンを6月から実施
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030528/koei.htm
【2003年5月26日】コーエー、PS2「信長の野望 Online」仮アカウント登録を実施。β2参加者には30日間無料チケットを配布
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030526/nobu.htm

(2003年6月12日)

[Reported by 中村聖司]


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