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サードエイジスタイル、50~60歳台がターゲット
「みんなのGOLF3」でゲーム教養講座「諸兄、ゲームやろうぜ!」

6月から開催、全6回

 株式会社サードエイジスタイルは、大人を対象としたゲーム講座としてゲームアナリストの平林久和氏を講師に迎え「諸兄、ゲームやろうぜ!」を6月から開講。6月11日に第2回講演としてPS2用「みんなのGOLF3」を教材に使い、報道陣にも公開された。

 今回の講座の基本ターゲットは“大人”と幅広く捉えているが、メインイメージとしては50歳から60歳台を中心に考えており、事実集まった会員はそういった層がほとんどだった。一般的にゲームユーザーの男女比は圧倒的に男性が多いとされているが、今回の受講者は18人でもそのほとんどが男性だった。

 第1回目が教材にナムコの「もじぴったん」を使って、ゲーム機のセッティングからゲームならではのルールについて、「もじぴったん」のプレイを通して講座が行なわれた。そして2回目の、教材はソニー・コンピュータエンタテインメントの「みんなのGOLF3」。「もじぴったん」に比べ、馴染みのある“ゴルフ”をシミュレートしたこの作品の方が受講者には身近に感じるのではないだろうか。受講者の中には実際のゴルフをプレイしている人もおり、またゴルフについて興味を持っている人も多いようだ。

 そういった受講者に向かって平林氏はまず「ゴルフは三拍子」と語りかけ、「“チャー、シュー、麺”のリズム」とゴルフのレッスンに例えわかりやすく解説。細かく操作説明をしていった。「みんなのGOLF3」は画面に表示される情報が多いが、その中でも重要な情報だけを説明。実際のゴルフの話を引き合いに出しながらゲームの進行に沿って解説を進めていった。

 ひととおり解説が終わってプレイを始めると、受講者はみな熱中してしまい、「休憩ですよ」といったかけ声をかけられてもコントローラを離さない、まるで子供のような状態になってしまった。途中、平林氏の“本日の学び”と題されたゲームの魅力についての講義を挟み、最後には1ホールから3ホールまでのゴルフコンペが行なわれた。初めて数十分しか経っていないのだがかなりの上達ぶりで、は唯一アンダーパースコアである-1を叩き出した方が優勝となった。

 来場者は、「インベーダーゲーム」などをプレイしたことはあるが、単に機会がなくゲームから離れてしまったが、興味があったという人や、「孫とプレイしたい」ということが動機としてある人もいたようだ。

 こういった年齢層のゲームユーザーは現状少ないと思われるが、すでに多種多様なゲームが発売されている現在、団塊世代でも楽しめるゲームはたくさんあるはずで、そういった層がゲームに親しめるきっかけとして、こういったイベントは面白い試みだろう。

講義は電源の投入やメモリーカードを入れるところからスタート 常に手取り足取りゲームを教えてくれるインストラクターの方がいる。プレイしている側も楽しそうな人が多かった 講師の平林氏は積極的に受講者と話をしていたのが印象的だった
講師の平林氏 優勝者の方はプレゼントされたシャツを嬉しそうに掲げてみせた はっきり言って上達の早い方が多い。アッという間にバーディを出す人もいた
平林氏はゲームの魅力の説明として、俳句などを引用しながら「文学や映画、音楽と同じでゲームも“誇張と割愛”から成り立っている」と語った。同氏の説明する「みんなのGOLF」における“誇張”と“割愛”はこのスライドの通り


(C)Sony Computer Entertainment Inc., All Rights Reserved.

□サードエイジスタイルのホームページ
http://www.thirdagestyle.com/
□「諸兄、ゲームやろうぜ!」のページ
http://www.thirdagestyle.com/info/0009.ihtml

(2003年6月11日)

[Reported by 船津稔]


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