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ウェルメイド、源義経は女の子だった!! |
【少女義経伝】
発売日:9月発売予定
価格:4,800円 (普及版)、6,800円 (特別版)
発表会に出席した源九羅香役の山本麻里安さん。「女の子が多く出てきてウハウハなので、楽しみにしていて下さい」とコメント |
「少女義経伝」は、“源義経が女の子だった”という設定のもと、源平合戦を舞台に登場する女の子達と物語を紡いでいく平安タクティカル絵巻。主人公は現代の17歳の高校生だが、フトしたきっかけでタイムスリップし、平安後期の世界に紛れ込んでしまう。プレーヤーは成り行きで武蔵坊弁慶を名乗ることとなり、源義経を初め、女の子だらけの一行に加わり、各キャラクタと親密になっていく。物語は史実通り四国から中国地方へと転戦していくが、那須与一など有名な武将が女性キャラとして登場するなど、独自の世界観を築き上げている。
ゲームは10章からなり、アドベンチャーパートからシミュレーションパートで戦闘を行ない、対ボス戦を攻略することで後半のメインイベントへと突入。最後にデートイベントが発生する。特定の女の子と親密度を上げることで、特別なエンディングを迎えることもできる。もちろん女の子によって違ったエンディングが用意されているので、マルチエンディング仕様となっている。
シミュレーションパートはターン制で、1ターンに各キャラクタ1回ずつコマンドを実行することができる。戦略マップにおいて最終的にボスを倒すことでクリアとなる。その中で、敵支配化のマスに味方を派遣し自陣マスにする“派遣”コマンド (派遣人数により成功率が変化) 、敵陣の支配力を弱める“工作”、アイテムを探す“探索”、マップに配置されている鬼門を攻撃する“鬼門攻撃”などコマンドを駆使して進めていく。比較的オーソドックスなタイプのシミュレーションシステムと言えそうだ。ちなみに多人数を派遣することで成功率は上がるが、経験値配分は人数分でされるため、少なくなることになる。また、キャラクタは、属性効果無視や多数ブロック同時侵攻など特殊能力を持っているため、これをうまく使うことも戦略上重要となっている。
戦闘は、順番が回ってきたキャラクタから順番に戦うRPGなどと同様の方式。負けた時点でゲームオーバーとなる。画面上には戦闘に参加している仲間のキャラクタがカットインで現われ、膨大なセリフデータからランダムに喋りまくる。キャラクタの表情も大量に用意しコロコロと変えることでアニメーション的な演出を行なうという。
そして、なんと言っても楽しみな章の最後に用意されているデートイベント。最も高感度が高いヒロインがデートに誘いに来るのだが、プレーヤーはこれに答えてもいいし、別のお気に入りのキャラクタを選んでもいい。この時断わられたキャラクタの親密度は下がるが、プレーヤーがデートに誘ったキャラクタの親密度は上昇することになる。ただ、最後の9章の最後は告白イベントとなるためキャラクタを選択することはできない。
キャラクタ設定は「悠久幻想曲」シリーズや「此花」シリーズを手がけたmoo氏。ヒロインの源義経の声を山本麻里安さんが演じているほか、那須与一を浅野真澄さん、伊勢玲奈を釘宮理恵さんなど錚々たるメンバーが演じている。さらに音楽もセガの「スーパーハングオン」、「ギャラクシーフォース」などを手がけた林克洋氏、並木晃一氏を初め、「ぷよぷよ」シリーズのサウンドを手がけた林康氏など豪華な7名が手がけている。
制作はVRIDGE、AMS。当初、AMSのプランナーの持ち込み企画だったという。同プランナーは「ギャルゲーを作るのは空気を吸うことと同じ!」と豪語する強者で、こだわった末の作品となっているようだ。特別版に同梱されるDVDには、声優の収録風景やインタビュー、moo氏の設定集をはじめ、PC用の壁紙やスクリーンセーバーなど数多くのコンテンツが収録されているという。
【源 九羅香 (源 義経)】 | |
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源義経は実は女の子だったという設定で物語はスタートする |
【スクリーンショット】 | ||
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ゲームは10章からなり、アドベンチャーパートからシミュレーションパート、アドベンチャーパート (後半) へと繋がっていく |
□ウェルメイドのホームページ
http://www.wellmade.jp/
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(2003年5月30日)
[Reported by 船津稔]
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