株式会社スクウェア・エニックスは、「ファイナルファンタジーXI」において、毎月恒例となっている開発だよりの5月分を公開した。

　開発だより5月号の内容は、同作のキャラクタの総人口が60万人を達したという報告と、PlayStation BB Unitを標準搭載したプレイステーション 2の発表を受けて、今後さらにユーザー数が増える見込みであることを伝えている。

　そして北米版「FF XI」がE3で公開され、6月より順次、PS2版とWindows版の両プラットフォームでβテストが実施され、将来的には、世界中のユーザーが国境を越えてヴァナ・ディールにやってくること、など概況報告が中心となっている。

　なお、北米版の正式サービス開始時期は、Windows版が2003年の第4四半期、PS2版が2004年の第1四半期とした。E3会場ではWindows版とPS2版の両方が公開されていたが、バージョンが「ジラートの幻影」直前Verだったのには驚いた。

　全体マップにはすでに新エリアのリージョンが表示され、モグハウスでジョブチェンジを行なうと、未取得のエキストラジョブを示す9つの???覧がある。つまり、現在の正式バージョンと同じ内容だ。こうしたことから、ひょっとすると北米版発売と同時に、全世界に対して全サーバーが公開状態になるのかもしれない。これについては続報を待ちたいところだ。

　ちなみに60万人という数字は、全ワールドの全キャラクタをカウントしたコンテンツID数で、1アカウント内で作成できるセカンド以降のキャラクタはもちろん、複数のアカウントを所持しているユーザーもすべて重複してカウントされている。

　同社では、MMORPGとしての実力を示す指標であるユニークユーザー数は未公表としているが、この数字の半分以下とみるのが妥当だろう。しかし、仮りに半分の30万人としても国内ではダントツの1位で、世界規模で見ても5本の指には入る規模となる。今後の同作の世界展開に期待が集まるところだ。

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□関連情報
【4月11日】スクウェア・エニックス、「FF XI」4月分のアップデート内容を公開
召喚士は「ジラート」前の4月15日に解禁
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030411/ffup04.htm

(2003年5月20日)

[Reported by 中村聖司]

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