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ささきいさおさんが、半熟英雄対3Dの主題歌・挿入歌を熱唱! |
【半熟英雄対3D】
発売日:6月26日発売予定
価格:6,800円(初回限定版 7大ふろくつき! 半熟英雄対3D特大号:8,800円)
【主題歌/挿入歌「戦え! 半熟英雄/黄身なしでは…」】
発売中
価格:1,260円(CD-EXTRA仕様)
4月26日と27日の両日、別記事にて紹介している「The Black Mages Live」開催にあわせて、インターネットラジオ「植松ラジヲ」の公開録音が行なわれた。イベント自体は両プログラムが通しで開催されており、第1部が「植松ラジヲ」の公開録音、第2部が「The Black Mages Live」という2部構成になっている。ちなみに「植松ラジヲ」は、スクウェア・エニックスのサウンドクリエイター、植松伸夫氏がメインでパーソナリティを務め、同社ホームページにて配信されているインターネットラジオである。
この日の公開録音のテーマは「半熟謝肉祭」。6月26日に発売を予定しているスクウェア・エニックスとしての第1弾タイトル「半熟英雄対3D」をクローズアップした内容となった。ステージには植松氏らレギュラーパーソナリティに加えて、同タイトルのプロデューサーである時田貴司氏が登場。10年ぶりとなる新しい「半熟英雄」を紹介した。
「半熟英雄」はもともとファミリーコンピュータ向けのタイトルとして'86年に登場。その後、'92年に「半熟英雄 ああ、世界よ半熟なれ…!!」がスーパーファミコン用にリリースされている。プレイステーション 2向けの今作は、実に10年ぶりの新作にあたるわけだ。リアルタイムシミュレーションの草分けとして、またギャグテイストをふんだんに詰め込んだタイトルとして知られているシリーズだが、今回もその期待は裏切らない。昔なじみの2Dキャラと新しい3Dキャラが入り乱れての展開となっている。時田氏によれば、昔の2Dキャラが10年ぶりに世界に出てみると、そこは3Dが中心になっていた……というのもメッセージのひとつのようだ。
今回、サウンドを担当する植松さんと組むのは、以前サテラビュー(任天堂が展開していた衛星放送でゲームを配信するシステム)で提供されていた「ダイナマイトレーサー」以来ということだが、「あまりプレイしたことがある人はいないでしょうね(笑)。事実上は、「クロノトリガー」以来です」とやや危ないフォローも……。
また、今回の制作スタッフは35名程度と言うことで、最近のプレイステーション 2向けのタイトルとしてはかなり少なめ。1作目のときは10人もいなかったということだが、制作スタッフひとりひとりの意見をよりゲームに取り入れることができるなど小グループならではのメリットもあるという。実際ファイナルファンタジーシリーズのようなまじめな世界観のゲームではそういうわけにもいかないが、「半熟英雄」だからこそ実現できる方法だそうだ。
ちなみに同タイトルは、6月26日に発売予定。通常版は6,800円だが、同時に発売される限定版は「7大ふろくつき! 半熟英雄対3D特大号」として、8,800円。気になるふろくの中身は、アイディアを練っている最中ということらしいが、ソノシートやソノシートを再生するためのプレーヤーなどがつく予定らしい。このプレーヤーは手で回すタイプで、ちゃんと聴くためには、33と1/3回転(って知っていますか?)になるよう自分で回す必要がある。時田氏によれば「買った人には損はさせません」ということで、「組み立て用と保存用にふたつ買って下さい」となかなかのセールスマンぶりを披露していた。
■ ヤマト世代の期待に応え、ささきいさおさんが挿入歌と主題歌を熱唱
挿入歌「黄身なしでは…」を歌う、ささきいさおさん。あの真っ赤なスカーフを超えるラブソングにしたい……と意欲を見せる |
ライブ終了後にはCD購入者と熱い握手を交わしていくささきいさお氏 |
植松氏や時田氏をはじめとするパーソナリティ陣から、「宇宙戦艦ヤマト」式の敬礼で迎えられたささきいさおさんは、登場するなり「宇宙戦艦ヤマト」を1コーラス熱唱。会場は一気にヒートアップした。
時田氏によれば「僕は、いわゆるテレビまんががアニメーションへと変わっていったバリバリの宇宙戦艦ヤマト世代の人間。最近はいろいろな面で女性風のスタイルが主流だが、こんなときだからこそ男性的で、しかし力強いなかにも優しさが感じられるささきいさおさんに、ぜひお願いしたかった。最初は、本当に歌っていただけるかわからなかったけど……」と今回、歌唱を依頼した経緯を紹介した。
ささきいさおさんも「やはりヤマト世代と言われる方がいま大人になって、現場の第1線で活躍されている。そうした方々から、一緒に仕事をしましょうと言われることはすごくうれしいことなんです。すぐにOKしました」と本当にうれしそうにコメントしていた。
この日のささきいさおさんの衣装は、白いステージ用のスーツに真っ赤なスカーフ。スカーフは時田氏が自ら買ってきたものだと言う。レコーディングは終えたものの、お客さんの前で歌うのは初めて、そして「作曲家と作詞家を前にして歌うのは本当に恐いことんですよ」といいながらも、挿入歌の「黄身なしでは…」、主題歌の「戦え! 半熟英雄」を次々と披露した。
挿入歌の「黄身なしでは…」は、歌詞こそ半熟ふうに“黄身”とされているものの、中身はささきさんがずっと歌いたかったというラブソング。「本当は“君”なんです。妻や恋人、そんな片割れがいなくなることは寂しいな……と、そんな気持ちで歌っています」とコメントされていたが、ステージ背景のスクリーンに映し出されていたのも、そうした光景のイメージ映像だった。そして主題歌の「戦え! 半熟英雄」のほうは、昔懐かしい力強いアニメ主題歌そのもの。何度も拳を握りしめながら熱唱するステージになった。
イベントに先立って行なわれたインタビューでは、これまでアニメ関係の仕事では、ひらがなのささきいさお、他の部分では、佐々木功というようになっていたが、前述したように次々と現場のトップがいわゆるヤマト世代になってくる。すると、必ず「ひらがなを使っていいですか?」という話になるので、それならということで、ひらがなに統一することに決めたというコメントもあった。
ささきいさおさん自身はほとんどゲームをやらないそうだが、お子さんがやって見せてくれるという。「今は大画面のテレビで映画を見るのに凝っているので、今度はその大画面でゲームもやってみようかな……」と意欲を見せていた。
この日は会場内でもマキシシングルが販売されていたが、直筆サインの特典つき。さらに、購入者はイベント終了後にささきいさおさんと握手ができるなど、世代を超えてファンにはうれしい企画となったようだ。
プロデューサーの時田氏自らが買ってきたという“真っ赤なスカーフ”。白いステージ衣装に映える | 「戦え! 半熟英雄」は、ガシ! ガシ! ガシ! ガシ! という歌詞から始まる、まさにゲッターロボ風の、エネルギッシュな主題歌。一緒に燃えよう | 「ヤマト世代として育った方々が、いま現場のトップになって一緒に仕事をしましょうと言ってくれるのがうれしい」と本当に楽しそうだ |
【スクリーンショット】 | ||
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□スクウェア・エニックスのホームページ
http://www.square-enix.co.jp/
□製品情報
http://www.square-enix.co.jp/games/ps2/hanjuku/
□関連情報
【4月1日】デジキューブ、PS2「半熟英雄 対 3D」
ささきいさお氏が歌う主題歌CDを4月23日に発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030409/han.htm
【4月9日】【4月9日】染之助師匠、鉄拳などがゲームに登場!
スクウェア・エニックス、PS2「半熟英雄 対 3D」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030409/han.htm
(2003年4月27日)
[Reported by 矢作晃]
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