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ソニー、連結決算を発表 |
ソニー株式会社は2002年度 (2002年4月1日から2003年3月31日まで) の連結決算を発表した。この中でゲーム分野の決算についても触れられているが、結果的には欧米での業績が好調な1年となった。売上高は9,550億円で前年比4.9%減、営業利益は1,127億円で35.9%増。
ハードウェアの生産出荷台数は、プレイステーション 2が全世界で2,252万台で前年度比445万台増。一方、PSoneが678万台で、前年度比62万台減となった。販売台数は、日本では減少したが欧米を中心に好調を記録している。ただし、販売価格を引き下げたとことから売上高が日米で減収、欧州ではユーロ高円安により増収となっている。ただし、チップのシュリンクなどが段階的に進んでいることからコストダウンが図られており、経常利益は好転している。
一方、全世界におけるソフトウェアの生産出荷本数は、プレイステーション 2用ソフトが1億8,990万本で前年度比6,810万本増、プレイステーション用ソフトが6,100万本で前年度比3,000万本減となっている。
2003年度の見通しとしては、ソフトウェアは好調に推移すると見ているが、プレイステーション 2の台数は2,000万台に留まるとし、さらにPSoneも減少すると見ている。このことから減収になると考えているという。ソフトウェアの増収は見込めるが、次世代機に向けての開発投資がかさみ、全体としては減収になるとしている。
□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/info/presen/
(2003年4月24日)
[Reported by 船津稔]
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