|
PS2「モーショングラビア」シリーズが本日発売 |
第1弾となる4タイトルに登場するイエローキャブ所属のグラビアアイドルが勢揃い |
価格:各3,800円
株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメントは、プレイステーション 2で楽しめるインタラクティブデジタル写真集「モーショングラビア」シリーズを4月24日から発売。第1弾となる4タイトルに登場する人気グラビアアイドル、MEGUMIさん、根本はるみさん、森ひろこさん、北川友美さんを招いて、秋葉原アソビットシティにて記者発表会と発売記念イベントを開催した。
発売記念イベントでは、モーショングラビアシリーズの4タイトルのうちいずれかをアソビットシティにて購入した先着50名に握手券を配布。来場した4名のグラビアアイドルとそれぞれ握手が交わせるほか、プレイステーション 2専用プリンタをはじめグラビアアイドルとのポラロイド写真撮影や直筆サイン入りのフォトカードがあたる抽選会もあるとあって早々に定員に達し、店頭イベントはおおいに盛り上がった。
なかなか、静止画像や文字での説明ではわかりにくい「モーショングラビア」というシステムだが、これは複数枚の高画質静止画を自動的に補完し動画化するFrameFreeという技術で、株式会社モノリスが開発している。例えば映画のSFXなどで登場する人の顔が別人に変わってしまうようなモーフィングが、画面全体で起こると想像してもらうと多少はわかりやすいかも知れない。
今回のタイトルでは、1秒あたり約4コマというデジタルスチルカメラで撮影した静止画像をFrameFree技術によって補完しているので、DVDビデオ(約30コマ/秒)などとはかなりイメージが異なる映像に仕上がっている。ソニー・ミュージックエンタテインメントのデジタルネットワークグループPM企画製作部の伊藤ディレクターによれば、各タイトルには写真の枚数でいったら1,000冊分にも及ぶデータが収録されているということだ。
収録されている画像の解像度は1,088×720ドット。例えばDVDビデオの解像度が720×480ドットで、BSデジタルハイビジョンが1,280×720ドットの解像度を持つことから、同氏は収録画像はハイビジョン並の画質と説明している。また、このように1枚あたりの解像度が高いため、任意の映像をズームインしても鮮明な画質が維持されることになる。
基本的にはユーザーが関与できるインタラクティブなデジタル写真集という位置づけで、メインコンテンツはグラビアアイドルの「モーショングラビア」。お宝映像の「シークレットコレクション」を見つけて貯めていく機能や、気に入ったページの縁を折ってマーキングするイメージの“ドッグイアー機能”なども搭載されている。プレイステーション 2のGamePrintに対応するプリンタを使えば、シークレットコレクションの印刷も可能。そして操作はすべて片手できるほど簡単だと同氏は付け加えた。
「モーショングラビア」シリーズ購入者の先着50名が、グラビアアイドル4人と握手できた | 抽選で当選すると、さらに一緒にポラロイド写真が撮れるという幸運なおまけがつく | 実際に操作しながら、モーショングラビアを説明するディレクターの伊藤氏 |
【モーショングラビアのイメージ】 | |||
---|---|---|---|
■ 出演者と写真家が「モーショングラビア」を語る
記者発表の席には、各タイトルにフィーチャーされているMEGUMIさん、根本はるみさん、森ひろこさん、北川友美さんをはじめ、彼女たちが所属する事務所イエローキャブの野田社長、そして撮影と監修を手がけた写真家の山岸伸氏が出席。それぞれに、新しい試みとなるこの「モーショングラビア」についてコメントを寄せた。
野田社長は「この企画を聞いたときは、さっぱり(内容が)わからなかった。でも絵を見せてもらったとき、これまでのタレントビデオに比べてなにより艶っぽくてなまめかしかった。新しいことが好きだし、最初だったらともかくやってみようよ」と、すっかりワイドショーなどでもお馴染みになりつつある、タレント顔負けの喋りで第一声。
それを受けた山岸氏も「新しいことは大好きですから、嘘でもいいからやっちゃおうと(笑)。なにより(この技術に関しての)知識がないから、最初が安心して仕事ができるイエローキャブのタレントというのもよかった」と野田社長とは長い付き合いという息のあったところを見せていた。
山岸氏によれば、通常の写真集と違ったのはその撮影枚数とのこと。プロ向けのデジタル一眼レフの場合、およそ15万回程度のシャッター回数がシャッター幕の耐用レベルとなるが、使っていた3台が撮影終了時にそのままメンテナンスに出されるほどだったという。フィルムの場合、1冊の写真集では300本ほど消費するという同氏だが「今回はひとり3万回以上、シャッターを押しています」という。
モーショングラビアについても、最初に撮影をはじめた根本はるみさんのケースでは、映画のようにカット割りなども考えて撮っていたが、撮影を進めていくうちに「これは普通のグラビアのように撮ってもいいんだな……」とツボがつかめてきたそうで、森ひろこさん、北川友美さんの撮影についてはストレートなグラビア風のつくりになったという。
「ぜひ、たくさんの人に買ってもらって第2弾、第3弾と続けていきたいですね」とMEGUMIさん |
根本はるみさんは、「動きのあるシーンではゆっくり動かないといけないんです。いつものように動くと、(約4コマ/秒なので)つなげてみると手がなくなっちゃう(笑)。実際に見せてもらって、そんなことを気をつけながら撮影していました」。また、「最初はイメージがわからなくて、説明を聞きました。映画の『MATRIX』のような感じと説明されて、サイパンでの撮影を楽しみにしていました」と森ひろこさんは言う。
そして「実はひとりひとりテーマが違う」と北川友美さんは説明するが、4人が口を揃えたのは水をはじめとする液体を使った特徴的なビジュアル。DVDビデオのように連続した映像とは異なり、写真では撮影したシャッタースピードに応じて水のしずくの形や見え方が変わってくる。またそれらが連結されることによって普段ではなかなか見ることのできない水の表情が見られる映像になっているのだ。
最後に再び野田社長が「DVDビデオでなく、プレイステーション 2でやることに意味があった。新しい試みはたくさんの人に見て欲しいし、タレントを作っている側としてはお客さんが多い市場に乗り込んでいける。また今後もサービスカットを増やしたり、360度自由に見られたりとか、いろいろ考えていかないといけない。いままでと違うビジュアルの商品が紹介できる媒体が増えているからこそ、最初にやることに意味がある」と締めくくった。
【スクリーンショット】 | ||
---|---|---|
[MEGUMI] | ||
[根本はるみ] | ||
[森ひろこ] | ||
[北川友美] | ||
□ソニー・ミュージックエンタテインメントのホームページ
http://www.sonymusic.co.jp/VisualStore/ps2/
□「モーショングラビア」のページ
http://www.sonymusic.co.jp/VisualStore/ps2/gravure/
□関連情報
【3月17日】SME、MEGUMIや根本はるみの写真がPS2で楽しめる
PS2「モーショングラビアシリーズ」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030317/sme.htm
(2003年4月24日)
[Reported by 矢作晃]
GAME Watchホームページ |
|