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スパイク、グラフィックに磨きがかかった「WRC II~EXTREME~」 |
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価格:6,800円
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とにかく背景の描画エンジンが良くなっている。これでグッとリアリティが増した |
「WRC」はSony Computer Entertainment Europeとレースゲームの制作で有名な英Evolution Studiosが制作したラリーシミュレータで、リアリティ溢れるグラフィックで注目を集めた。それでも前作は、連なる山々が見える遠景などは背景グラフィックで描かれたり、描画が追いつかない現象もあった。今回はそういったこともなく、グラフィッククオリティが一段とアップしている。これらのコースは人工衛星から得た地形データを元に山脈や起伏を作成。この高度なグラフィッククオリティで世界14カ国、115の公道コースを収録している。
今回、路面のでこぼこが10cm四方で再現されており、それらを感じることのできる挙動制御エンジンを新規に開発し搭載している。ロジクール社製のステアリングコントローラ「GT Force」にも対応しているため、よりリアルな運転感覚でレースに挑むことができる。
また、公式ライセンス商品なだけに、プジョー、スバル、フォード、ミツビシ、シュコダ、シトロエン、ヒュンダイといった7つのワークスチーム、そして50名以上のドライバーが実名で登場。登場するラリーカーは、レース中のマシントラブルなどによりリアルタイムに車体の破損状況を表現している。マシンのエンジン音からシフトチェンジまで効果音も本物を使用。シミュレータに使い作りになっているだけに、セッティングはもちろん細かく設定可能となっている。
演出面に関して言えば、「WRC」はテレビで放送されているが、この公式映像を制作しているスタッフがゲーム制作にも協力しており、テレビと同じ演出で進行し、同じムービーなども盛り込まれている。「WRC」にどっぷり浸かっていればいるほどそのリアルさを体感できるわけだ。BGMは「ケミカル・ブラザーズ」を採用。
何度も言うようにシミュレータに近い出来で、マニアが満足する高いクオリティの作品であることは間違いないのだが、それだけではなく、比較的手軽にレースを楽しめる側面も持つ。過酷なレースを迫力もあるグラフィックで描き、それらを気軽に体験できる作品に仕上がっている。
【スクリーンショット】 | ||
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前作のグラフィックもかなりのクオリティだったが、今回はそれ以上の出来となっている。「WRC II~EXTREME~」は静止画よりも動画を見た方が、前作からグラフィックがどれほどアップしたかがよくわかる |
□スパイクのホームページ
http://www.spike.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.spike.co.jp/2003/pressroom/release/20030411/
□「WRC II~EXTREME~」のページ
http://www.wrc-j.com/
(2003年4月23日)
[Reported by 船津稔]
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