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GameJam Storm「頭文字D Special Stage」、「VIRTUA COP 3」……
家庭用、アーケードたくさんのタイトルがプレイアブルで出展

開催期間:4月5日~6日

開催場所:有明TFTホール

 あいにくの雨の中開幕した「GameJam Storm」。セガは家庭用とアーケードでの多数のプレイアブルなタイトルを出展、来場者をたのしまさせていた。

■ 対戦者の声が聞こえる! PS2「頭文字D Special Stage」他 家庭用タイトル

たくさんの試遊台がフリープレイで楽しめる

 弱冠12歳のゲーマー・ユウスケくんの参戦で、大いに盛り上がったゲームイベント「頭文字D Jamstage」。このあおりを受けてか、もっとも来場者の注目を浴びていたのが、6月26日に発売が予定されているPS2「頭文字D Special Stage」。特にロジクールのハンドルコントローラ「GT FORCE」でプレイできる筐体は、プレイ待ちの人が長い列を作り、とぎれることがなかった。テーブルなしで膝に抱えてプレイできる“ラップアタッチメント”は、写真のみの出展であった。

 PS2のコントローラでプレイできるバージョンをプレイしてみたのだが、ほんのすこしだがアーケードと比べて画面が荒く感じてしまった。もちろんまだ開発中のものであり、さまざまな調整が加えられていくだろう。カーブの迫る感じや、スピード感はかなりの再現度で、セガならではの「プレイ感」に重点を置いた移植になりそうだ。ハンドルではないコントローラでもゲームを快適にプレイしてもらうために調整していくとのことだ。

 移植元となるAC「頭文字D Arcade Stage Ver.2」に比べ、進化しているのが「声」の演出。登場キャラクタにはそれぞれアニメ版のキャストが割り振られていて、対戦中さまざまなセリフをしゃべってくれる。自分と相手の距離などでセリフが変わっていくのは楽しい。相手の状態は右上にも表情が表示されているが、「声」になることで、目の前のカーブから目を離さずに相手の気持ちがわかるのはいい演出である。これは特にPS2版オリジナルとなる「ストーリーモード」でよりキャラクタ性を際だたせてくれるだろう。

 家庭用では他にもPS2「電脳戦機バーチャロン マーズ」、PS2「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!3」などが注目を集めていた。また、ソニック関連のタイトルは発売中のGC「ソニックメガコレクション」、7月17日に発売が決まったGBA「ソニックピンボール パーティ」、6月19日発売予定のGC「ソニックアドベンチャーDX」の3本のタイトルが出展されていた。
 特に子供たちに人気が高かった「ソニックアドベンチャーDX」はソニックやナックルズ、ビッグやエイミーといった6人のキャラクタすべてを1ステージ分だけ楽しめる特別バージョンを出展。テイルスは雪崩が迫ってくる雪山をボードで駆け抜け、ビッグはのんびりと南の海を浮遊しながら魚釣り、E-102ガンマではちょっとシューティング要素ありと、さまざまなアクションゲームを非常に美しいグラフィックで楽しめるという本作の特徴を前面に押し出した展示となった。

■ 美しくなったグラフィックでイメージを一新「VIRTUA COP 3」他、アーケードタイトル

 アーケードゲーム一番人気は「VIRTUA COP 3」。ゲーム内の設定と同じように一新された銃“ガーディアンII”をにぎり、たくさんの人がプレイしていた。アーケード用ボード「Chihiro」を使用したグラフィックはちょっと金属光沢の強く、前作までとは印象が異なるが、非常に美しい。「レイジ」、「スマーティ」と前作でおなじみのふたりが活躍していると、「ジャネット」から連絡が入るなど、シリーズのファンにもうれしい演出も入る。
 今作の最大の特徴は足下のペダルを踏むと世界がスローモーションになるという「E・S・Mode」の存在で、重なっている相手や、人質をとる敵、高速で動き回る未来忍者風の敵に今までのガンシューティングゲームとはちょっと違った雰囲気で立ち向かうことが可能になっており、そういったバランスの取り方がユニークだった。E・S・Modeは相手を撃つことで回復するゲージを消費して使用することができ、上級者は使わずともゲームを進めていくこともできそうだが、あえて使用することで、ギャラリーを意識した美しいプレイも可能になりそうだ。
 このモードを強制的に使用するシーンも随所に挿入されていて、バズーカ砲弾を打ち落としたり、通路の向こうから迫ってくる敵をシャッターのスイッチを打ち抜いて足止めしたりと、バーチャコップたちの超人的な活躍を見せる演出が随所に挿入されていた。
 個人的につぼにはまったのが、敵が撃たれることで全身に電流が走っていて、前作からあった“ガーディアンIIはショックガン”という設定が視覚的に活かされているのが印象的だった。稼働時期は残念ながら現段階では未定とのこと。

 地味ながらも熱い注目を浴びていたのが「BORDER DOWN」。3Dポリゴンの小さめのキャラクターたちが画面中を弾で埋め尽くすというちょっと懐かしいタイプの硬派な横スクロールシューティングゲーム。弾を消すことのでき、強力な攻撃をたたき込む“ブレイクレーザー”を、敵を倒すことで増えるゲージを消費することで撃てることと、やられることで評価が下がり、ゲームの難易度も下がるというシステム。グレフという制作会社のシューティング第一弾となるこのタイトルは、シューティングファンにどのような評価を受けるのだろうか? 稼働予定は4月下旬とのこと。

 「バーチャファイター」シリーズはPS2、アーケード版ほか、シリーズを網羅したコーナーも設置。どこもファンが熱い戦いを行なっていた。面白いのがサターンの「ファイターズメガミックス」の試遊台で、だれか猛者がプレイしているらしく、目を向けるたびにエンディングが流れているという、ちょっと不思議な雰囲気を生んでいた。


人気の高かったコクピット型試遊台 PS2のコントローラタイプでも「頭文字D」は長蛇の列 ロジクールのコントローラも展示されていた
小野選手のポスターも目立っていたPS2「J.LEAGUE プロサッカークラブをつくろう!3」 子供たちに注目されていたソニックコーナー ソニックコーナーでは4月から始まるアニメの情報も
「VIRTUA COP 3」は多くのプレーヤーがさまざまなスタイルで射撃を行っていた 新型銃。レーザーサイト横のボタンで武器の切り替えができる 横スクロールシューティング「BORDER DOWN」。熱い視線を向けるプレーヤーも
「バーチャファイターエボリューション」コーナーでは、おねーさんと対戦も 歴史を作った作品が並ぶ「歴代ヴァーチャファイター」コーナー 家族でプレイするほほえましい光景もそこかしこで見られた


□セガのホームページ
http://sega.jp/
□セガAM関連ページ
http://am.sega.jp/
□「GameJam Storm」ニュースリリース
http://am.sega.jp/utop/news/news/gj_s.html
□関連情報
【3月19日】セガ、AC「頭文字D」、「WCCF」決勝大会も実施 新作タイトルが遊べる「GameJam Storm」開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030319/gjam.htm
【4月1日】セガとセガ アミューズメント、「GameJam Storm」格闘新世紀II・決勝大会を全国18店舗とインターネットでライブ放映
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030401/jam.htm
【4月5日】毎年春の恒例、セガのプライベートショウ
「GameJam Storm」開幕
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030405/sega1.htm

(2003年4月5日)

[Reported by 勝田哲也]


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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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