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アイドス、「プレトリアン ガリア戦記」を5月22日に発売 |
価格:7,980円
アイドス・インタラクティブ株式会社は、ローマ帝国の興亡を描いた3Dリアルタイムストラテジー「プレトリアン ガリア戦記」を5月22日に発売する。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は7,980円。
激しい攻城戦も魅力のひとつ。画面は「移動塔」。これを使って城内へ侵入を果たす |
同作の最大の特徴は、RTSではポピュラーなゲーム要素のひとつである内政要素をすっぱり取り払い、戦闘のみに特化したゲーム性にある。具体的には、資源の収集、建物の建設がまったくなく、与えられた兵力のみで敵軍を撃破していくことになる。兵士の雇用はマップ上に点在する村を占領することで行なえるが、これも無制限ではなく、兵力の補充的な意味合いに止まる。いかに兵力の損耗を押さえつつ、敵兵力を無力化する戦闘戦術を編み出せるかという点に注力された、異色のRTSである。
部隊は20~30人を1ユニットとし、兵科ごとに異なる特殊技能を備えている。たとえば、槍兵なら草原に身を伏せたり、槍ぶすまを敷いたり、騎兵なら突撃、弓兵ならかがみ込んで命中率を上げたり、草むらを焼き払ったりといったことも可能だ。
移動に関してもひと工夫有り、歩兵系は森に侵入して身を隠したり、ショートカットしたりでき、重装歩兵は水を渡れないといった細かい制限が設けられている。部隊を大量に生産し、ガーッと右ドラッグで選択して、まとめて敵にぶつければいいだけのRTSと比べると、戦闘戦術に関する選択肢の豊富さについては、雲泥の差がある。ここにこそ同作の醍醐味がある。
ゲームモードは、古代ローマ帝国の興亡を辿った全24本のシングルプレイキャンペーンと、16本の専用マップを使って争われるマルチプレイ、およびその練習用のスカーミッシュモードがある。マルチプレイではローマ軍だけでなく、ガリア軍やエジプト軍も使用でき、それぞれまったくタイプの異なるユニットを率いて最大8人までの対戦プレイを楽しむことができる。
ちなみに欧米では3月10日に英語版が発売されたばかりで、約2カ月で日本語版をリリースするという点も魅力のひとつ。4月初旬には日本語版の体験版の公開も予定されている。RTSファン、古代ローマファンは要注目の作品といえそうだ。1月にEidos本社でプロデューサーインタビューも行なっているので、ぜひそちらも参考にしていただきたい。
グラフィックはPyro Studiosのオリジナルで、緻密なフィールド描写が特徴的だ |
Praetorians (C) Pyro Studios S.L. 2003. Published by Eidos Interactive Limited 2003. Praetorians is a trademark of Pyro Studios 99 S.L. Eidos, Eidos Interactive and the Eidos Interactive logo are trademarks of the Eidos Group of companies. All Rights Reserved.
□アイドス・インタラクティブのホームページ
http://www.eidos.co.jp/
□「Praetorians」のホームページ(英文)
http://www.praetoriansgame.com/
□関連情報
【2003年1月31日】「Praetorians」プロデューサーMichael Soutoインタビュー
「Commandos」のPyro Studiosが手がけた大作RTS
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030131/eidos04.htm
【2002年3月21日】「Praetorians」Playable Demo
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021030/demo1030.htm
【2002年5月22日】「トゥームレイダー」シリーズのEidosがE3前夜祭を開催!
各ゲーム機&PC向けビッグタイトルが続々登場! その2
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020522/eidos2.htm
(2003年3月28日)
[Reported by 中村聖司]
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