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ミッキーと一緒に冒険の世界へ!「ディズニーワンダーランド」 |
(C)Disney |
価格:9,800円 (スターターキット)、1,000円 (月額基本料金)
ディーワンダーランドとウォルト・ディズニー・ジャパンは、27日に都内で記者発表会を開催、ブロードバンド専用のリッチコンテンツサービス「ディズニーワンダーランド」を発表した。この日の発表会は、「ディズニーワンダーランド」向けのブロードバンドインフラを、フレッツで独占的に提供するNTT東日本、NTT西日本とともに4社合同という形で開催されている。
「ディズニーワンダーランド」は、就学前児童にあたる3歳から6歳の子供がいる家庭をターゲットにしたコンテンツサービス。『ハローワンダー』や『ネイチャーワンダー』などと呼ばれるフィールド上を自由に歩き回って、ディズニーのキャラクタ達と出会ったり、フィールド上でさまざまな発見や体験ができるエデュティメント&エンターテインメントコンテンツとなる。発表会で上映された映像のなかには、フィールド内で見つけた植物の種をピノキオと一緒に育てるイベントや、不思議の国のアリスに登場するトランプの兵隊とともに迷路を進んでいるようなイベントもあった。
ネイチャーワンダーでのピノキオとの出会い。フィールド内で見つけた植物の種を一緒に植えて育てるらしい。プレーヤーキャラは児童の性別に応じて、男の子キャラと女の子キャラが自動的に選ばれる |
メインコンテンツのユーザーは子供ということになるが、保護者向けにはディズニーワンダーランド内で子供が遊んだり体験したりした内容がわかる「ワンダーレポート」をWebサイトで提供。子供の成長や遊び方を保護者も把握するとともに、子供向けに配信されるさまざざまなコンテンツのリクエストが行なえるとのことだ。
ディズニーワンダーランドが利用できるのはWindows 98SE/2000/ME/XP。9800円(税別)で販売される「冒険のかばん」と呼ばれるスターターキットを購入してサービスに加入する。この冒険のかばんには、スタートアップに必要なCD-ROMをはじめとして、最初のフィールドで子供の案内役を務めることになるミッキーマウスからの招待状、そしてUSB接続する専用コントローラが含まれている。この専用コントローラは大人の手にも子供の手にも合うように、外枠が取り外しできるような工夫が加えられているのも特徴のひとつで、いかにもディズニーらしい気配り。ディーワンダーランドの代表取締役兼CEOをつとめる青木千栄子氏によれば、このスターターキットの販売は、ISPや子育て系サイトでのインターネット販売をはじめ、幼稚園あるいは習い事教室など、既存の流通システムにこだわらない販路の開拓を行なっていくという。
「冒険のかばん」と呼ばれるスターターキット。手に合わせて大きさが変えられる専用コントローラーをはじめ、凝ったパッケージのスタートアップCD-ROMがユニーク。ミッキーマウスからの招待状も入っている |
冒頭に述べたようにブロードバンドインフラとなるのは、NTT東日本、NTT西日本のフレッツサービス。NTT東日本、NTT西日本が提供する新ブランド「DisneyBB on フレッツ」で提供される。「ディズニーワンダーランド」そのものは、子供をターゲットとしたコンテンツだが、いずれはディズニーという膨大なキャラクタ資産を背景にして大人向けのサービスも加え、フレッツSQUAREの柱としたい考えだ。
コンテンツを開発しているディーワンダーランドは「ハイドライド」や「遙かなるオーガスタ」シリーズでオールドゲームファンにはお馴染みのT&Eソフトが、2001年のウォルト・ディズニー・カンパニーとの包括ライセンス契約を受けて、2002年5月に社名を現在のディーワンダーランドに変更。「ディズニーワンダーランド」では、1年で10万人の会員獲得を目指す。オンラインコンテンツとしての損益分岐点は、10万人をやや超える程度と見込まれている。
(2003年3月27日)
[Reported by 矢作晃]
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