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ズー、「創世紀1503~The New World~」を4月に発売
箱庭要素たっぷりのドイツ産RTS

4月末発売予定

価格:9,800円

美しいグラフィック。建物が風景に一体化しているところが素晴らしい
戦闘が始まると艦船による艦砲射撃から始まる。海軍力は必須だ
鉱山にはいくつもの坑道が開けられ、山の周囲には関連施設が軒を連ねている
 株式会社ズーは、ドイツSunflowesが手がけた箱庭型のリアルタイムストラテジー「創世記 1503(原題 Anno 1503)」を完全日本語版で4月末に発売する。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は9,800円。

 「創世記 1503」は、開拓者として未開の大陸に入植し、内政や外交、貿易、戦争といった行為を経ながら国家を造り上げていく歴史シミュレーションゲーム。'98年に発売された「創世記 1602」の続編に当たり、新しいグラフィックエンジンで一から開発し直されている。実に5年ぶりの新作の登場となる。

 現在のRTSの主流は、スピーディーな内政と重厚かつタクティカルな戦闘へと急速に傾きつつあるが、「創世記」シリーズは内政開発をメインとしており、戦闘行為は外交における一手段的な意味合いにとどめている。同作の醍醐味は、戦闘そのものではなく、プレーヤーの手腕により徐々に豊かになっていく街の発展ぶり、村人ひとりひとりの生活ぶりをじっくりと堪能するところにある。

 ところで、このシリーズは時代設定がそのままタイトルとして使われており、今回は1503年、前作の100年前に相当する16世紀初頭における世界の時代風俗を3Dグラフィックで色鮮やかに再現している。具体的にはヨーロッパ、アザテック(中南米)、エスキモー(北極)、アフリカ、ネイティブアメリカン、モンゴル(中央アジア)、ムーア(北アフリカ)、ポリネシア(南太平洋)、ベドウィン(中近東)の9文化圏。

 国家単位ではなく、文化圏単位でくくっているところが、同作の方向性をくっきりと表している。各文化圏ごとに建物の建築様式はもちろん、島の景観、そこに住み着いている動物たち、採取可能な資源、製造可能な交易品などが異なっており、こうした独自性を武器に貿易で稼ぐということが国家育成に置ける大きなウェイトを占めている。

 また、こうした独自性は文化圏ごとに異なるプレイスタイルで国家育成を楽しめるというメリットにも繋がっている。コンマ一秒の判断の連続に疲れたRTSファンにお勧めしておきたい“なごみ系”の作品だ。

段階的なズームインズームアウト機能を備えており、コマンド内容によってやりやすい視点でプレイできる。最大までズームインすると村人たちの暮らしぶりがよく観察できる

個性豊かなグラフィック。左上段から順に、中南米、北米、北極、北アフリカ、アフリカ、南太平洋。東アジアはモンゴルに集約されているようだ

ANNO 1503 / 1503 A.D. copyright 2002 by SUNFLOWERS Interactive Entertainment Software GmbH. All rights pertaining to software, graphics, text, music, logo, illustrations, manual etc. reserved.

□ズーのホームページ
http://gamezone.zoo.co.jp/
□「創世記 1503」の公式ページ
http://gamezone.zoo.co.jp/release_anno1503.html

(2003年3月11日)

[Reported by 中村聖司]


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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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