価格：4,980円

　株式会社ハドソンは、株式会社 東京放送 (TBS) が毎年2回、番組改編期に放送している人気番組「オールスター感謝祭」をプレイステーション 2でゲーム化すると発表した。3日にはTBSにおいて、同番組の司会を務め、ゲームにも声で出演している島崎和歌子さんを迎え、PS2「TBS オールスター感謝祭 Vol1 超豪華! クイズ決定版」の発表会が行なわれた。発売日は4月17日で、価格は4,980円。

　「TBS オールスター感謝祭 Vol1 超豪華! クイズ決定版」は、番組をほど忠実に再現した内容となっている。ゲームはまず、早押しクイズが流されでワースト順位が表示される。この段階で、不正解者と早押しワースト1はそのピリオドはクイズに参加できない。残った人でクイズは進行し、どんどん不正解者が落とされていき、最終問題で最も速く押した人が勝ち抜け。最優秀者は「チャンスゲーム」で正解すると賞金をゲットすることができる。これを繰り返していき、最終的に最も賞金の多い人が勝者となる。

　これは“番組モード”だが、このほかに2名から4名で対戦できる“対戦モード”、問題を解くまでの時間を記録されるタイムアタックモードと、より多い正解数を競うクイズアタックモードなどが用意されている。対戦モードでは、人が足りなければCPUを代役にたてることもできる。

　登場するタレントさんは全てイラストで描かれているが、司会を務める島田紳助さんと島崎和歌子さんは実際に本人の声が使われている。ちなみに登場するタレントは、きちんと個性がセットされていて、正解率の高いクイズジャンルがあったり、得意なミニゲームがあったり、リアクションなども用意されているという。もちろん同番組の名物として有名な“赤坂5丁目 ミニマラソン”もミニゲームとして収録されている。このほかにも水や相撲など5津のミニゲームが収録されている。

　番組プロデューサーの安田氏は発表会で「『オールスター感謝祭』は優秀なソフトで、これからも番組を制作していきたいと思う。その時に番組の幅を広げるために、今回ゲームを作った」とコメント。ゲームの出来については「すごく楽しい出来になっている」と自信たっぷりに語った。

　続いて、同番組の第1回目の司会からずっと続けている島崎和歌子さんが挨拶を行なった。「18歳で初めてこの番組の司会を担当して、20歳台、30歳台と司会を続けてきた。そして、ついに念願のゲームになって嬉しい」と笑顔でコメント。その後、実際にゲームをプレイしてみると、「あ、この問題出たことある!!」とはしゃぎながらのプレイとなった。ちなみに、そのわりには正解率が悪く、番組プロデューサーにからかわれる一幕も。またいつも司会する側だが、ゲームをプレイして「緊張するね。 (番組に出演している) 200人の芸能人の気持ちがわかりました」と答えていた。それだけ番組の雰囲気を再現していると言うことなのだろう。

　声の収録については慣れていないらしく「番組では生放送だから勢いよく言える言葉も、誰もいない録音ブースの中で「アンサーチェック!」とか喋るのは、意外に恥ずかしくて、照れてしまって難しかった。スタッフの人に『もっと元気よく』とかダメだしされたりしました」となかなかの苦労があった様子。それは島崎さんだけでなく「紳助さんも隣でまじめに声録りをしていて、意外な一面を見た感じ」と制作秘話も明かした。ゲーム内のグラフィックについても「ぜんぜんOK」ということで満足そうだった。

　収録されているクイズは、実際に放送で出題されたクイズの方が全体的には多くなっているという。ちなみに次回の放送となる「オールスター感謝祭 '03春 超豪華! クイズ決定版」は3月29日に放送される。この生番組内放送中に9つの文字、数字が露出される。これらを組み合わせて1つのキーワードを完成させた人には抽選でPS2「TBS オールスター感謝祭 Vol1 超豪華! クイズ決定版」を100名にプレゼントするという。

　豪華な出演者とマラソンなどのミニゲーム、生放送ならではのハプニングなどで人気番組となった「オールスター感謝祭」。ゲームのタイトルに“Vol1”とあるように、今後ゲームもバージョンを上げ、次々に出していく予定だという。多人数でクイズが楽しめるという点で、多くの人でワイワイプレイすると番組同様楽しいのではないだろうか。

【発表会の様子】
けっこう豪快な島崎和歌子さん。ゲームを見て、プレイしてみて何度も「面白いね!」を連発	誕生日プレゼントをかけてゲーム対戦に挑戦。コントローラを握る手に力もこもる	「あ、この問題は出たことある!」といいながら答えたら答えが間違っていて「エ～!」ととなった瞬間。とにかく大騒ぎで楽しそうにプレイしていた
実は3月2日は島崎さんの誕生日ということで特別に番組スタッフからケーキがプレゼントされた	番組プロデューサーの安田氏 (左) と高橋氏 (右)。安田氏は「番組の幅が広がればいいと思い、ゲームの制作を行なった」と語った

【スクリーンショット】
カラフルな色調で楽しそうな雰囲気に仕上がっている。また、各キャラクタのデザインもうまく特徴を捉えた仕上がりになっている中段左の写真が間寛平さん、中段中央が上島竜平さん、中段右が25万円獲得に成功したときの渡辺正行さんの笑顔

(C)2003 TBS
(C)2003 HUDSON SOFT

□ハドソンのホームページ
http://www.hudson.co.jp/
□TBSのホームページ
http://www.tbs.co.jp/

(2003年3月3日)

[Reported by 船津稔]

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