★ PS2ゲームレビュー ★
誰もが知っているヒットアニメがPS2で復活!
「ドラゴンボールZ」
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- ジャンル:格闘アクション
- 発売元:バンダイ
- 価格:6,800円
- プラットフォーム:プレイステーション 2
- 発売日:2月13日
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ハイクオリティーな造形技術とモーションで、原作の雰囲気を完全再現 |
'84年から'95年にかけて「週刊少年ジャンプ」(集英社)誌上で連載され、グローバルな人気を誇っている鳥山明氏の代表作「ドラゴンボール」。この中盤から終盤のストーリーを描いたテレビアニメーション「ドラゴンボールZ」が、プレイステーション 2専用ゲームになって登場!
ゲーム内容は、悟空やベジータ、ピッコロといったおなじみのキャラを操って闘う、3D対戦格闘アクション。プレーヤーは「かめはめ波」、「元気玉」、「魔貫光殺砲」などのキャラごとに用意された、これまたおなじみの必殺技の数々を駆使して闘っていくことになる。
ストーリーモードで悟空の闘いを追体験したり、対戦モードで友達と闘ったり、天下一武道会モードでCPU戦を楽しんだりと多彩なモードが用意されているため、いろんな遊び方ができるのも特徴だ。
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ストーリーモードでは、バトルの前後に3Dアニメが流れて物語を演出 |
クリリンや天津飯などの名脇役たちも、対戦モードでは使うことができる |
天下一武道会モードでは、トーナメントで勝ち上がっていくことが目的 |
■まずはストーリーモードをやってみよう!
ストーリーモードは、「サイヤ人編」、「ナメック星編」、「人造人間編」の3部構成。悟空の兄であるラディッツが登場するところから、人造人間のセルを倒すところまでが描かれている。ちなみに初プレイ時には悟空の視点からこれらの物語を全編とおして体験していくことになるが、2回目以降のプレイではステージを選択することが可能に。またその際は、最初のプレイでは遊べなかった、新たなステージも登場する。
ストーリーモードクリア後に登場する新ステージには、原作の物語を悟空以外のキャラで追体験するモノと、原作にはないアナザーストーリーを楽しめるモノの2パターンが存在。特にアナザーストーリーは、ベジータが悟空を倒してしまったり、フリーザが野望を叶えたりとハチャメチャな展開となっており、なかなか楽しんでプレイできる。
なお、ゲームを開始したら、まずは何を置いてもメインであるストーリーモードをプレイすることをオススメする。なぜならこのモードを進めていくと、対戦モードで使用できるキャラクタが増えたり、キャラをカスタムできる「スキル」がもらえるからだ。他のモードを遊びたい場合でも、ここでキャラやスキルをゲットしてからにしたほうがいい。
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ピッコロ大魔王の視点からラディッツと対決。もちろん、他のキャラの視点からもプレイできる |
ストーリーモードでゲットしたスキルを使って、キャラクタを自由にカスタマイズしていこう |
■作品の雰囲気を見事に再現したアクションパート
アクションパートは、方向キーで移動して、ボタンでパンチやキックなどを行なうオーソドックスなタイプ。軸移動をして攻撃を避けたり、ガードボタンがあったりと、いわゆる「バーチャファイター」系の操作方法を知っている人なら、すんなりと入り込むことができるだろう。
また必殺技は、「□□□□○」といった具合にボタンを順序よく押していくことで発動する。当然ながらこれらのボタンは、パンチ(□ボタン)やキック(△ボタン)などに対応しているため、例えば「かめはめ波」ならパンチを4発打った後にスキル発動(○ボタン)で撃つ仕様となっている。対人戦では出しているのを読まれてしまうという難点があるものの、連続技に組み込めるうえ威力が大きく、さらに普通の攻撃に比べて爽快感が高い。そのため特に意識せずともドハデな必殺技を応酬する、原作のバトルシーンのような闘い方を楽しむことができる。
ちなみに格闘ゲームの中にはちょっとくらい操作をミスしてもCPUが判断して必殺技を出してくれるものもある。だが本作品の必殺技は、ボタンをシッカリと入力しないと決して出てくれない。連打するクセがあったり、格闘ゲームがあまり得意でないため、技がなかなか出せない人はユックリでもいいので正確に入力してみよう。
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「ドラゴンボールZ」と言えば、やはり迫力満点の必殺技。画面上部の気力ゲージが貯まってさえいれば、ゲーム中いつでもこれらの必殺技が出せる |
■スキルをセットして自分好みのキャラに編集!
ストーリーモードで入手したり、天下一武道会モードの賞金で購入することで、プレーヤーは様々な「スキル」を入手することになる。これらスキルは、スキル編集モードで各キャラにセットしていくことによって、自分好みの特性を持ったキャラクタを作り上げることができる。
スキルは、攻撃力や守備力がアップするモノや、特別なモードに変身してパワーアップするモノ、必殺技、連続技など、数多くの種類が存在しているうえ、キャラ固有のスキルも満載。これらスキルを集めていく楽しみも、本作品の魅力のひとつだ。
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スキルは、ストーリーモード以外では、ミスター・ポポのスキルショップで購入することになる。ただし、「能力系」や「体術系」などの系統が選べるだけで、どんなスキルが買えるかは運次第。すべて集めるには、かなりの根気が必要 |
■対戦モードで熱く燃えろ!
本作品には、天下一武道会で強敵と闘ったり、無数に存在するスキルを集めたり、条件によっては「ドラゴンボール」も入手できたりと、やり込み要素がタップリ用意されている。そんな中でも、特にやり込んでもらいたいのが対戦モードだ。スキルを使ってカスタマイズしたキャラで行なうダイナミックなバトルシーンは、何度でも飽きることなく対戦することができるだろう。さらに原作が好きな人同士でプレイすれば、格段に熱くなれること間違いなし!
キャラ性能を見れば圧倒的にヤムチャが弱いという、確信犯的なバランスの悪さはあるものの、それを「愛」と「努力」と「スキル」で補うことで、なんとか互角に渡り合えるようになれる点もポイント(正直、ヤムチャに対してそれほど愛を持っているプレーヤーが多いとは思えないが……)。
ピッコロ好きの筆者に関して言えば、どんなに強くなっても最後には負けてしまっていたピッコロが、フリーザやセルなどの強敵相手に一歩も引くことなく闘えるところに大きな魅力を感じた。まだ集めきれていないスキルを今後もドンドン集めて、どんなに格闘ゲームが得意な人が我が家に訪れても、「あいつのピッコロには勝てない」と言われるレベルにまで持っていこうと思う。
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最後は筆者の個人的な趣味で、ピッコロさんの雄姿を紹介。う~ん、さすがピッコロさん。どのビジュアルもカッコ良すぎます…… |
(c)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション
(c)BANDAI 2003
□バンダイのホームページ
http://www.bandaigames.channel.or.jp/
□製品情報
http://www.bandaigames.channel.or.jp/list/dbz/
(2003年2月17日)
[Reported by 天国牛次郎]
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