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豪華顔ぶれが揃った「エバークエスト日本語版」サービスインイベント |
ソニー・コミュニケーションネットワーク株式会社 (So-net) は、MMORPG「エバークエスト日本語版」の2月5日からのサービス開始を記念し、“サービス・イン・プレスイベント”を開催した。発表会には米ソニー・オンラインエンタテインメントの副社長Cindy Armstrongさんをはじめ、ユービーアイ ソフトのプロダクトマネージャーEmmanuel Kersale氏、そしてインテル株式会社の代表取締役社長のジョン・アントン氏なども出席した。
まず挨拶を行なったSo-netの執行役員、平林信隆氏は「2002年春にやってみないかと声をかけられ、ソニーグループの力を結集し、やることを夏に決定した。それからわずか半年でサービスを開始できたことは皆様のおかげだ」と挨拶。サービス開始2日目で同時アクセス数が1,000人を越えるところまできているという。同氏は「プレビュー版をプレイしていた人の90%がクライアントソフトをダウンロードしていた。そういったことも含めて、コミュニケーションを重視したゲームは常時接続を実現したブロードバンド環境に必要な要素だ。MMORPGのダイナミズムが日本にもきた」と力説した。
このほかにも、So-netのエバークエストプロデューサーの柿添尚弘氏の説明によれば、サービス開始当日にすでに5つのギルドが立ち上がったという。同氏によればMMORPGはコミュニティが全てなので、こういったペースでギルドが立ち上がるのは日本でもMMORPGが根づき始めた証拠だとしている。また、本日ゲームマスターに確認したところによれば、午前中にもかかわらず700人が同時アクセスしており、週末はかなりのにぎわいになるだろうとコメントした。
現在サーバーは1つだが、このペースであれば近いうちに2個から3個に増設することになるという。また、サポートについて言えば、ゲームマスターはサービス開始までに米国の運営体制を1カ月間、直に学んだといい、「ゲームマスターの質は自負している」と柿添氏は語った。
気になる今後の展開だが、日本語化については順次追っかけていくということで、「The Shadows of Luclin」の日本語化については「夏前にはリリースしたい」としている。
ここで、米国において「EverQuest」の展開を行なっている米ソニー・オンラインエンタテインメントのCindy Armstrong副社長が、米国でのユーザー層などの説明を交えながらスピーチを行なった。米国では43万人を越えるユーザーがゲームを楽しんでおり、同時アクセス数が11万人を越えるという。同作品について「6カ月から10カ月毎に新規コンテンツを追加してユーザー離れを防いできた。多くの会社はこの成功をマネしているが、まだ成功には至っていない」と自信たっぷりに語った。しかし日本市場への参入については「RPGの本質を知っている日本のマーケットにおいて参入するチャンスは1度しかないと思った」と慎重を期していたことを明らかにした。
米国での「EverQuest」のユーザー層は63%が20歳から34歳で、84%が男性だという。しかしゲーム中でプレイしているキャラクタは女性キャラクタが50%に達しており、この理由について「女性でプレイすると周りのプレーヤーが優しくしてくれて、ゲームが簡単になるから」と笑いながら説明した。また週に約40時間プレイし、イベントなどがあればプレイ時間は倍増するのだという。
最後に挨拶したインテルのジョン・アントン氏は、Pentium 4のハイパー・スレディング・テクノロジをアピール。同氏はISPからの要望とし「ブロードバンド環境の普及によって、さらに高速なPCが必要になった」と語り、それを解決するのがPentium 4、そして、今後も改善されていくCPUにあると強調した。「日本でもエバークエストがサービスインして期待している」とエールを贈った。
□So-netのホームページ
http://www.so-net.ne.jp/
□「エバークエスト日本語版」のページ
http://www.jp.everquest.com/
□関連情報
【1月17日】SCN、「EverQuest 日本語版 Trilogy」の先行予約受付を開始
予約特典はガイドブックと携帯クリーナー
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030117/eqjp.htm
【2002年12月16日】SCN、「EverQuest 日本語版」のβテストを開始
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021216/eq.htm
(2003年2月8日)
[Reported by 船津稔]
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