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Nokia、新型モバイルゲーム端末「N-Gage」を発表
国内発売は前向きに検討中

2003年末 発売予定

価格:未定

 Nokiaグループは、新型モバイルゲーム端末「Nokia N-Gage(エンゲージ:N-Gage)」を世界五大陸で2003年末に発売すると発表した。価格は未定。現時点で国内での販売予定はないが、同社日本法人によれば「前向きに検討中」だとしている。

 「N-Gage」は、ゲーム機、シリコンオーディオ(対応フォーマット:MP3またはAAC)、FMラジオ、携帯電話機能を装備したモバイルゲーム端末。本体サイズは縦133.7mm×横69.7mm×奥行20.2mmで、重量は137g。稼働時間は、ゲームタイプにより3~6時間、音楽再生が8時間、ラジオが20時間、通話が2~4時間、待受け時間が150~200時間。

 本体中央部に、バックライト付きスクリーンを搭載。解像度は176×208ピクセルで、同時発色は4,096色。ゲーム用に8方向コントローラとBluetooth(ワイヤレス接続)機能を搭載。Javaアプリケーションをサポートする。音楽ファイルの作成や、電子メール、個人情報管理用アプリケーション、XHTMLの閲覧といった機能も用意されている。PCとカレンダーを同期させたり、PCからUSB経由で音楽ファイルやアプリケーションをダウンロードすることもできる。

 ゲームソフトは、メモリーカード(MMC)で提供される。セガ、タイトー、THQ、アクティビジョン、アイドスなどが対応タイトルを開発中で、具体的なタイトル名としては、セガが「Sonic N」、、「スーパーモンキーボール」、「ぷよぷよ」、「バーチャテニス」、「セガラリー」(いずれも仮称)を、タイトーが「パズルボブル VS」と「スペースインベーダー」など4タイトルを1パックにした「タイトーメモリーズ」を発売するとしている。

 Nokiaグループは、「N-Gage」をクリスマスシーズンにあわせてリリースする予定だが、同社日本法人は国内での販売自体を検討中で、クリスマスシーズンにあわせて発売することを考えていないという。これは、「N-Gage」の大きな魅力のひとつとしてあげられる携帯電話機能(GSM3帯域:900/1800/1900およびGPRS)が日本国内では使えないことに起因している。

 現状のままでもモバイルゲーム端末としては十分な機能を持つ「N-Gage」だが、対応タイトルが少ないことを踏まえると、同グループが携帯電話機能を切り離してまで日本国内で「N-Gage」を発売するとは考えにくい。よって、国内での展開はしばらく様子を見る必要があるだろう。

【スーパースペースインベーダー】【パズルボブル VS】
(C)2003 TAITO


(C)Nokia, 2003.

□ノキアのホームページ
http://www.nokia.co.jp/
□「N-Gage」のホームページ
http://www.n-gage.com/
□ニュースリリース
http://www.nokia.co.jp/company/release_030205.html(ノキア)
http://www.nokia.co.jp/company/release_030205.html(セガ)

(2003年2月6日)

[Reported by 北村孝和]


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