株式会社トミーは市場関係者に対して2003年春のラインナップを紹介する単独展示会「トミー ビジネスミーティング 2003春」を1月22日から3日間開催する。

　トミーは重要な商戦期前に同様の展示会を開催し新製品を並べる。期待作が並ぶこともあれば、開催間隔が短く、それほど新規展開がない場合もある。今回は年末の商戦を控えた11月に開催されてからそれほど時間が経っていないことや、3月、4月に向けての展開が中心となるため、それほど大きな動きがなかったというのが正直なところ。

　そんな中でも、ビットチャージーが新展開を予定しているといった情報が公開されていたり、この春に予定されているゲームキューブ版「NARUTO-ナルト－」が出展されていたりと注目すべき点もあったので、それらをまとめとお届けする。

　まず、2002年12月19日に任天堂との提携を発表しニンテンドーゲームキューブで「NARUTO-ナルト－」を開発中であることが明らかになっているが、春発売に向けて開発は順調に進んでいるようだ。同作品は3D対戦格闘でコミックに登場するキャラクタとなって戦うことができる。今回会場ではキャラクタは限られているものの十分遊ぶことができるバージョンが出展されており、開発も順調に進んでいるのだという。

　少しプレイした感触では、キャラクタもキビキビと動き、わかりやすい操作体系と派手な演出でなかなか面白そうな仕上がりとなっていた。今後開発が進行し、どのように調整され、仕上がるかが楽しみだ。

　超小型ラジコンの草分け「ビットチャージー」についても、今年は大きな進化が期待できそうだ。電波の送信距離が長くなったり、これまで4台だった同時走行台数が6台になったり、かなりのバージョンアップとなりそうだ。詳細は不明だが、これまでとは違う大幅な変更になると思われる。

　もちろんそれ以外にもアクションスイッチを使ったアクションが楽しい「ワイルドチャーG」シリーズの新車種や、ビットチャジーの新車種としてプルパックコレクション「童夢一零」や「フェアレディZ」、従来シリーズの新車種「フォルクスワーゲンニュービートル」などが近々発売される。

テレビゲーム関係ではほぼ「NARUTO」一色。ニンテンドーゲームキューブ版とゲームボーイアドバンス版の2種類が出展されていた	近々発売されるビットチャージー。こちらの写真は車種が違うだけで、現在発売中のビットチャジーと同じ	ゾイドのパーツを組み替え、どれくらいの強さかを知ることができる「バトルブロックス」。さらに今回からは友達のバトルブロックスとつなげて液晶ゲームとして戦わせることもできる

□トミーのホームページ
http://www.tomy.co.jp/

(2003年1月22日)

[Reported by 船津稔]

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