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アイドス、「タイムスプリッター~時空の侵略者~」を2月27日に発売
欧米でミリオンを突破したコンソール向けFPS

2003年2月27日発売

価格:6,800円

 アイドス・インタラクティブ株式会社は、昨年10月に欧米で発売された「TimeSplitters 2」の完全日本語版「タイムスプリッター~時空の侵略者」を2月27日に発売する。プラットフォームはプレイステーション 2のみで、価格は6,800円としている。

時代ごとに舞台だけでなく敵と武器が違ってくる
シングルプレイ、マルチプレイで選択できるキャラクタ一覧
 「TimeSplitters」は、米国のデベロッパーFree Radical Designが開発したアクションシューティング。同社は日本ではあまり名前の聞かないメーカーだが、欧米ではコンソール向けのFPSの火付け役として絶大な知名度を誇る。初回作は'97年にNintendo64向けに発売した「GoldenEye 007」で、欧米におけるNintendo64の販売に大きく貢献し、その年のゲーム関連の賞をほぼ総なめにしたことは記憶に新しい。

 当時はRareの下請けに過ぎなかったが、その後にデベロッパーとして完全独立を果たし、そして生まれたタイトルが「TimeSplitters」(2000年発売)である。「GoldenEye 007」で好評を博した、コンソールパッドでも遊びやすいインターフェイスや画面分割式によるマルチプレイ、PCゲーム顔負けの多彩なマルチプレイオプションといった人気のコアの部分は同シリーズにも受け継がれ、今度は欧米のプレイステーション2の販売に大きく貢献している。

 余談だが、昨年9月にロンドンで開催されたユーザー向けのイベントPlaystation Experienceでは、アイドスは同社の顔として知られる「Tomb Raider」のシリーズ最新作「Tomb Raider: The Angel of Darkness」よりも、「TimeSplitters 2」のほうに人気が集まっていた。会場には低年齢層が多く、また「Tomb Raider」はまだまだ未完成の状態だったとはいえ、同シリーズの人気の高さを強く印象づけられた。

 さて、ゲーム内容はきわめて明快で、時代を超えて地球を襲ってくる邪悪なエイリアン「タイムスプリッター」を撃破すること。時代は19世紀から24世紀までの全9ゾーンと実に幅広い。19世紀のアメリカ西部、20世紀のシベリア、21世紀の東京、24世紀のロボットファクトリーなどなど、個性的な戦闘フィールドと時代別の豊富な武器が作品の魅力に直結している。

 マルチプレイは、マルチタップ使用で最大4人、I-Linkケーブルも併用することで最大8人の同時対戦が楽しめる。ネットワークプレイには未対応。「アーケードカスタム」モードで対戦ステージ、対戦ルールを細かく設定することで、バラエティ豊かな対戦が楽しめる。選択可能なキャラクタは126人にもおよぶという。ひとりで根を詰めてやるというより、友人たちとわいわい楽しむべき作品だ。

シカゴ、シベリア、東京、ロボット工場といったシーンが確認できる。キャラクタは適度にディフォルメ化され、子供でも遊びやすいFPSになっている。エイリアン「タイムスプリッター」は必ずしも異星人の姿をしていないところがミソである

TimeSplitters 2 (c) Free Radical Design 2002. The TimeSplitters and Free Radical Design names and logos are the property of Free Radical Design Limited. Published under licence by EIDOS Interactive Ltd.

□アイドス・インタラクティブのホームページ
http://www.eidos.co.jp/
□「タイムスプリッター~時空の侵略者」の公式ページ(英文)
http://www.eidosinteractive.co.uk/gss/timesplitters2/

(2003年1月16日)

[Reported by 中村聖司]


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