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2003 International CESレポート |
ゲームボーイ向けのミュージックプレーヤー「SongPro」 |
会場:Las Vegas Convention Center、他
MicrosoftブースでデモンストレーションされるXboxLive。MotoGP、NFL Feaver 2003、Mech Assult、NHL 2K3といったタイトルをデモ。各二台ずつ試遊機が設置されている |
今回のCESでも、Microsoftが昨年11月に正式サービスをスタートさせた「Xbox Live」が同社ブース内で計8台のデモ機を使ってプレイアブル出展されている。また、開催前日に行なわれたビル・ゲイツCSAによる基調講演でもテーマのひとつになっていたのは、僚誌PC Watchで既報のとおりだ。
さて、そのMicrosoftブースの一角にあるパートナー企業の展示エリアではゲームボーイ対応のミュージックプレーヤー「SongPro」が出展されていた。Microoftブースにあることからわかるとおり、音楽フォーマットとしてWMAが採用されているのが特徴のひとつ。他にMP3と同社ホームページなどからダウンロードできる「SongPro Secure Digital File」フォーマットにも対応している。もちろん任天堂による公式ライセンス製品だ。
記憶媒体にはSDメモリカードを採用(MMCも利用可能)。SongProのパッケージ内にはSanDisk製32MB SDメモリカードが同梱されているほか、別売の大容量メディアにも対応する。さらにこのSong Pro Playerカートリッジのメモリスロットは、カードの二枚差しが可能なデュアルスロットとなっている。
音楽データのダウンロードは付属のユーティリティソフトウェアを利用。カートリッジにはUSB2.0互換のインターフェイスがあり、付属のUSBケーブルを使ってPCと接続する。Microsoftのブースでのデモということで対応OSはWindows 98/98SE/2000/ME/XPと紹介されているが、資料によればMac OS 9でも利用可能となっているようだ。ユーティリティソフトウェアを利用することで、音楽データだけではなくPCで取り込んだCDのジャケット画像や歌詞、アーティストのバイオグラフィなども再生時のゲームボーイの画面に表示させることが可能。ユーティリティソフトウェアには、汎用の背景グラフィックなども用意されているほか、同社ホームページからダウンロードできる。ほかに、インナーイヤータイプのステレオヘッドホンもパッケージに同梱されている。
ボリュームの調整、曲目の選択などはゲームボーイの十字キー、ABキーで操作。ほかにも左右のバランス調整や、音質の調整などをゲームボーイの画面上で設定することができる。通常の使用状態では、ゲームボーイColorを使って約六時間の音楽再生ができるということだ。
SongProの販売価格は99ドル。SongProのカートリッジはゲームボーイカラーとゲームボーイアドバンスに対応しており、スタッフによれば先日発表されたばかりのゲームボーイアドバンスSPでも利用可能ということ。日本国内での販売は、現在販売代理店を検討している段階だということで、ブースに訪れる日本企業への対応は非常に意欲的だった。
さらに同社では、このSongProの映像版製品も企画中とのこと。撮影は不許可となったが、すでにサンプルカートリッジが用意されていた。こちらは、今年5月にロサンゼルスで開催されるE3にて正式発表を予定している。
(2003年1月14日)
[Reported by 矢作晃]
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