価格：未定

主人公・王仁丸。鬼の血を引き、その力で幻魔王・信長に立ち向かう

株式会社カプコンはゲームボーイアドバンス用ソフトとして「Onimusha Tactics」を2003年春に発売予定。価格は未定。

　本作はシミュレーションRPG。世界観はプレイステーション 2で人気の高い「鬼武者」シリーズと同じもので、地上に幻魔帝国を築くために怒濤の勢いで各国を侵略する幻魔王・信長に、鬼の血を引く主人公・王仁丸(おにまる)が戦いを挑む。信長は、王仁丸が師と仰ぐ伊賀の忍びの頭領・百地三太夫を急襲、王仁丸と信長の戦いが始まる。

　ゲームはステージを選択する「全体マップ」から、出陣、イベントシーンを経て、戦闘マップへと展開する。複数のユニットを操作して、ターン制の戦闘を行なう。ユニットは通常攻撃のほか、個性豊かな「特技」を持っている。高低差など、地形効果も効率的に利用していく。
　「鬼武者」シリーズの設定通り、敵を倒すと「魂」があらわれる。この魂は王仁丸や吸魂アイテムを装備した味方が吸収することができ、この魂を引き替えにすることで、武器や防具の強化を行なっていく。
　また、敵を倒すと武器や防具、薬草の他に「幻魔石」というアイテムを入手することができる。この幻魔石を合成することで、さまざまなアイテムを作り出すことができるのだ。

　登場キャラクタは王仁丸や百地三太夫の他に、雑賀孫一や安国寺恵瓊といったシリーズおなじみのキャラクタが登場、今回もプレイヤーを助けてくれる。また、今回はおぼろという、主人公の妹であり、もうひとりの鬼の血を引くキャラクタが登場するところも注目だ。羽柴秀吉の怪しい活躍にも期待したい。そして王仁丸の行く先々であらわれる謎の女剣士アゲハ。今作もさまざまな思惑を持ったキャラクタ達が織りなすドラマを、魅力的に描き出す作品となるだろう。

【登場キャラクター】
おぼろ	アゲハ	幻魔王・織田信長

【スクリーンショット】
戦闘マップ画面。さまざまな地形を利用して、有利に戦っていく	全体マップ画面。ゲームのセーブや、幻魔石合成などを行ない戦闘への準備をする	ユニット編成メニュー。出撃するユニットを選ぶ。両手を上げたキャラクタがかわいい
戦闘開始前には、イベントシーンが挿入される。様々なドラマが繰り広げられる	ユニットの移動範囲。個性的なユニットの特徴をつかんで戦う必要がある	鬼武者ならではの「吸魂」。アイテムを使うことで、主人公以外も実行可能
アゲハの特技“風刃乱舞”。キャラクタごとにそれぞれが、多彩な技を持っている	幻魔石を合成してアイテムを制作する。このゲームならではのシステムだ	閻魔大王登場? どのようなストーリーが展開するか、楽しみなところ

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□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/

(2002年12月27日)

[Reported by 勝田哲也]

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