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ハドソン、PS2「北へ。~Diamond Dust~」制作を発表 |
価格:未定
続編ではなく“新作”のつもりで、スタッフみんなで作品を作り上げていきたいという |
「北へ。~Diamond Dust~」は'99年3月にドリームキャストで発売された「北へ。~White Illumination~」の続編にあたる作品。北海道を旅しながら、さまざまな人物と出会い、そして恋をする。NOCCHI氏の描く魅力的なキャラクタや、実写背景とキャラクタ画像を合成したメイングラフィックなど、特徴的な作風で今もファンから根強く支持されている。
原作および総合プロデュースは広井王子氏。メインキャラクタのデザインはNOCCHI氏、音楽監督は池毅氏が担当する。株式会社レッド・エンタテインメントの取締役社長の名越氏によれば、「レッドとハドソンは、PCエンジンの天外魔境から始まって、PC原人……そして前作『北へ。』など、10年以上の永きにわたって世に作品を出してきた。'99年以降、コンシューマのほうはお休みしていたが、2000年の暮れに続編を作ろうという話を正式にした」という。
名越氏は、最初の10年を“レッドとハドソンの黄金期”と表現。今回、続編の制作決定にあたり、これを新たなスタートとして“第2の黄金時代を築きたい”という想いとともに、いくつかのタイトルをやっていきたいとコメントした。
広井王子氏は「ほぼ前作どおりのスタッフを集めていただき、2月~4月、6月と北海道で合宿を行ない、5月に(声優の)オーディションを行なった。待っている多くのファンに制作が開始されたことを報告したいと思い、こういう場を設けさせていただいた」とコメントした。
合宿では“続編というものをどう考えるか”という部分から調整が開始され、“続編だけど新作のつもりで”開発することが決められたという。操作性など、前作の問題点を広井氏が洗い出し、ゲーム的な面白さを追求して遊びやすくするとともに、前作以上に「内面的な触れ合い」を表現していくとコメント。現実の日常のなかにあるような心情風景やエピソードを重ねていきながら、キャラクタを等身大で映し出すのが「北へ。」プロジェクトの一番面白いところだという。
前作は札幌を中心とした内容だったが、今作は“クルマで北海道全域を回ろう”という声のもと、取材で北海道を2万Kmほど走破。ゲームをするだけで北海道を旅した気分が味わえるほどの映像を収録してきたという。すでに夏場の情景として300カ所、1,000ショット以上を収録。ムービーの収録も検討しているという。
なお、本作は「夏編」と「冬編」のふたつで構成されるため、これから冬場にかけて「夏編」で収録した場所をふたたび取材に訪れるという。これは想像しただけでも大変そうだ。
【スクリーンショット】 | ||
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上写真左から、能登さん、渡辺さん、石原さん、高橋さん、天瀬さん |
なぜ“なるべく新しい人”なのかといえば、広井氏によれば「一瞬しか出ない声の演技があるから」だという。
それは、初めて大きな作品に挑むときの緊張感などから生まれる“この一作にしかない声、一瞬の輝き”で、広井氏はそれを本作で拾い出したいという。キャラクタ同様に“等身大”の部分を大切にしたいという考えから、各声優さんの声はそのままで使いたいとコメントした。
【白石果鈴】 | 【茜木温子】 | 【原田明理】 |
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【朝比奈京子】 | 【北野スオミ】 |
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(C)1999,2003 HUDSON SOFT / RED イラスト:NOCCHI
□ハドソンのホームページ
http://www.hudson.co.jp/
□「北へ。」公式サイト
http://www.kita-he.com/
□ニュースリリース
http://www.hudson.co.jp/gamenavi/event/kita-he/
(2002年11月1日)
[Reported by 北村孝和]
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