価格：6,800円（通常版）
　　　　7,800円（限定版）

主人公は、勇者になりたい13歳の女の子「ミュウ」

　アイディアファクトリー株式会社は、プレイステーション 2用ソフト「学園都市 ヴァラノワール」を10月31日から発売する。価格は通常版が6,800円、限定版が7,800円。限定版には設定原画集「秘密の花園」、「ミュウ」のマスコットつき携帯ストラップ、本作をモチーフにしたトレーディングカードゲーム「エレメンツ オブ カオス」の限定レアカードが同梱される。

　PS2「学園都市ヴァラノワール」は、勇者を育成する不思議な学園都市「ヴァラノワール」の特別進学科に編入してきた主人公の女の子「ミュウ」たちが、さまざまなドタバタ劇を繰り広げるアドベンチャーシミュレーションゲーム。

　「ミュウ」が編入する特別進学科は、邪神や魔王と戦うための勇者を学校教育で生み出そうとする「勇者育成学部」の下位組織で、現代でいえば大学に対する予備校的な存在。この学部へ進学するため、今日もネバーランドのどこかで、実戦さながらの受験が繰り返される。人はいつしか、それを「受験戦争」と呼ぶようになったという……。

　プレーヤーは「ミュウ」となり、学園の内外でさまざまなイベントをこなしながら、強敵がひしめくダンジョンの内部を探索していく。本作は一見すると可愛いキャラクタに主眼を置いた美少女ゲームのような印象を受けるが、中身の作りは実に硬派だ。

　ゲームは「試験」と呼ばれるイベントを中心に進行する。「試験」は一定の期間ごとに与えられるもので、内容は「ダンジョンをクリアしろ」、「○×を20体倒せ!」、「10回以上罠にかかれ」、「△□を手に入れろ」など、さまざまなものが用意されている。

　ダンジョンの種類はひとつではなく、「試験」をクリアするごとに新たなダンジョンが次々と出現する。各ダンジョンごとに、出現しやすい敵キャラクタ、罠、アイテムといった傾向がある。内部構成は、入るたびに内容が変化するランダムマップ方式を採用。運の要素が多分にからんでくるため、突入前に自分や仲間の装備を細かくチェックしておくといいだろう。

　戦闘システムは、四角く区切られたマップ上でユニット（キャラクタ）を操作する。素早さの高いキャラクタから行動を開始し、範囲内にいる敵を武器、魔法で攻撃したり、盗みや状態変化といったスキルを使っていく。なお、側面、背後、高所などの有利な位置から攻撃すれば、通常よりも大きなダメージを与えられる。

　ダンジョンから持ち帰ったアイテムは「研究室」で賢者の石を使い“合成”することで強化できる。アイテム合成は、元となったアイテムに合成するアイテムの能力を付加していくというもの。合成は、元アイテムを含めて最大4回まで。なお、武器と武器の合成なら“武器”が生成されるが、系統の違うもの同士を合成させると、一部装備品などをのぞき結果がランダムになる。合成は賢者の石で解除することも可能。

　最初に「硬派」な部分に言及したが、なにも本作はキャラクタ性を装飾にしているわけではない。特定のキャラクタと親密度を高めれば、固有のイベントが発生する。イベントを見るには、お目当てのキャラクタに何度も声をかけ、試験にも一緒に出かけるといい。登場キャラクタは、男女あわせて全部で約40人。お気に入りのキャラクタを探すのも、本作の楽しみのひとつといえるだろう。



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□関連情報
【9月19日】アイディアファクトリー、PS2「学園都市ヴァラノワール」予約者にポスタープレゼントキャンペーンを実施
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(2002年10月31日)

[Reported by 北村孝和]

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