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「AIBO-ware」をナムコが味付けするとどうなる? |
篠崎香織(Macky)さんの手によるパッケージイラスト |
価格:8,000円
株式会社ナムコ インキュベーションセンター 事業開発グループ 事業企画チーム シニアビジネスクリエイター 川島祥一氏 |
「Sony Dream World 2002」から久しぶりに、ナムコ本社にてAIBOとの再会のチャンスが訪れた。開発を担当したインキュベーションセンター 事業開発グループ 事業企画チーム シニアビジネスクリエイターの川島祥一氏に解説を受けつつ、AIBOの反応を楽しむことができた。
「AIBO-ware」とは、ピンクのメモリースティックにて供給される、「AIBO」の心の部分にあたるソフトウェア。成長型アプリケーション、自律アプリケーション、ゲーム/エンターテインメントアプリケーション、コントロールアプリケーション、行動作成アプリケーションと5ジャンルに分けられる「AIBO-ware」を入れ替えることで、いろんなパフォーマンスを行なったり、ゲームを楽しんだりすることができる。
「お話しAIBO created with NAMCO」は、コミュニケーションをテーマにした「AIBO-ware」。ソフトをインストールされたAIBOは、自らを「ボク」と呼ぶことからわかるとおり、「AIBO」を擬人化することで、飼い主(オーナーではないところがこだわりという)とのコミュニケートを促す仕掛けが盛り込まれている。AIBO自身がしゃべり、話者の声を認識し、リアクションするという行動がメイン。100語以上の語彙が登録されており、50以上の言葉に反応し、呼びかけに応じてアクション(アクトという)を起こす。「あいさつ」と呼びかければ「ボク、AIBO。お話し大好き。よろしくね」とあいさつのポーズをとり、「ダンス」と呼びかければダンスしてくれる。なでてあげたりすると喜んでくれたり、遊んでいる途中に尻尾をさわって中断させると「ばか~」と怒られたりもする。間違った認識をしても、見た目の愛らしさから許されてしまうのはAIBOならではだし、逆にどんなヘンなリアクションを返してくるかも楽しみになってしまうあたりがこの「AIBO-ware」の魅力。
おちゃめな動きにおもわず見とれてしまう |
「あそぼ?」に応答すると、「ピンクボールあそび」や「やまびこあそび」などのミニゲームが楽しめる。「ピンクボールあそび」はピンクの物体を目の前にかざしてあげるとカメラで認識し、物体のある方向へ首を傾けようとする。ぐるぐる回せば「目が回ったー」といって倒れるアクトをみせてくれたりする。
ボイスもなかなかかわいく、しぐさもそれに合わせてかなりファニーな感じ。人間の子供の動きを研究したということもあって、ペットにはなかなかない「飼い主の声に反応してリアクションを行なう」という独自のコンセプトをうまく昇華していると感じさせられた。また、'80年代のナムコゲームのBGMが、効果音や踊りのBGMとして採用されていて、ナムコファンは思わず「ぴくっ」としてしまうあたりもポイントだ。
■ 実際に「お話しAIBO created with NAMCO」の動きをみてみよう
【画像をクリックすると動画が再生されます】 | ||
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「はろーはろー」→「毎日会えてはっぴはっぴハッピー」→「どれどれ?」(【42秒】WMV:1.29MB) | 「あいさつ」→「なあに?」→「ダンス」(【1分50秒】WMV:6.65MB) | 「飼い主?」→「あそぼ」→「俳句遊び」(【1分49秒】WMV:6.67MB) |
□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□「AIBO」のホームページ
http://www.aibo.com/
□関連情報
【10月10日】ソニー、冬季限定カラー「AIBO」を11月16日から受注開始
「オーナー認識」などの新ソフトや、遊び道具「スピードボード」なども発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021010/aibo.htm
【9月13日】「Sony Dream World 2002」にSCEIとナムコが出展
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020913/sony.htm
(2002年10月17日)
[Reported by 佐伯憲司]
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