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ソニー、So-netと共同で「EverQuest 日本語版」を配信
12月よりβテスト、2月より正式サービス開始

2003年2月正式サービス開始

月額利用料金:未定

 ソニー株式会社とソニーコミュニケーションネットワーク株式会社は、米Sony Online Entertainmentが運営しているMMORPG「EverQuest」の日本語版を共同で国内展開していくと発表した。クライアントの対応OSはWindows 98/2000/Me/XPで、価格、月額利用料金は未定となっている。

 「EverQuest」は、フル3DMMORPGの元祖と言われ、初期のMMORPG市場を牽引してきたファンタジーMMORPGで、スクウェアの「ファイナルファンタジーXI」が強く影響を受けたタイトルとしても知られている。いうまでもなくいまなお現役で、有料会員数43万人、同時アクセス10万人を誇り、Electronic Artsの「Ultima Online」と並んで数少ない黒字タイトルのひとつだ。

 これまで同シリーズはユービーアイソフトを通じて日本語マニュアル付き英語版が発売されていたが、ついに日本語版でのプレイが可能になる。日本語版サービスはSo-netを通じて行なわれ、クライアントの購入およびアカウントの発行は、So-netの「こんてんつコース」会員であることが必須となる。

 日本語版のスケジュールは、So-net「こんてんつコース」会員および接続会員を対象に、日本語クライアント、日本サーバーを利用したユーザー限定のβテストを12月より実施する。βテストで各種テストを行なったのち、2月より正式サービスに踏み切る予定となっている。

 気になるゲームのバージョンは、「EverQuest」本編と、2本のアドオン「The Ruins of Kunark」、「The Scars of Velious」を加えた「EverQuest Trilogy」までとなる。残るアドオンについては、βテストや正式サービスでのユーザーの反応を見て、検討していくようだ。クライアントの購入は、ダウンロード販売もしくはインターネット通販を予定。月額利用料金は未定としているが、英語版の13ドルと同等もしくはそれ以下を予定しているという。

 同社の試算では、2003年度中に7万人の有料会員を獲得すれば、利益が出せるとしている。いまや日本は、北米産のみならず国産や韓国産など世界中のMMORPGが流れ込む世界有数の激戦区に発展している。3DMMORPGの本家本元がどこまでシェアを伸ばせるのか、今後の展開に期待したい。

(C) 2002 Sony Corporation.All rights reserved.

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ソニーコミュニケーションネットワークのホームページ
http://www.so-net.ne.jp/
□「EverQuest 日本語版」の公式ページ
http://www.jp.everquest.com/

(2002年10月15日)

[Reported by 中村聖司]


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