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角川書店「WWE RAW」発売記念トークショウで |
10月3日に米国のプロレス団体WWEをテーマとしたXbox用プロレス格闘ゲーム「WWE RAW」の発売を記念して、水道橋のファイティングカフェ「コロッセオ」において、全日本プロレスの社長に就任したばかりのプロレスラー武藤敬司氏を招いてトークショウが開催された。「WWE RAW」の価格は通常版が7,800円、フィギュアなどが同梱された初回限定版が12,800円。
武藤氏はテーマ曲をバックに会場に入場。ファンでギッシリと埋まった会場でまずはいつものポーズを決めてみせた。すぐに今日発売のゲーム「WWE RAW」をプレイ。対するのは漫画家のみずしな孝之氏。武藤選手の操作するのはあらかじめ角川書店がエディットした武藤敬司選手。なんと例のポーズまで再現ざれていたのには驚き。
ところがその武藤選手が入場してくるところをみずしな氏の操るカート・アングル選手が襲撃!! 数秒でアッという間にゲームは終了。武藤氏も思わず本気モードに突入。再選では得意のドラゴンスクリューを決めてみせたほか、四の字固めなどの大ワザでみずしな氏を追い込んでいった。
最終的には両者フォールするには至らず残念ながら試合終了となった。武藤選手は普通ゲームはプレイしないらしく、その割りにはワザなどを繰り出していたのは、やはり“天才レスラー”に不得意なしと言ったところか。武藤氏はゲームと本当のレスリングのどちらがよいかと聞かれ「ゲームの方が痛くないしイイでしょう」とコメントし笑いを誘っていた。
今回「WWE RAW」のイベントに登場したが、武藤敬司選手は全日本プロレスの選手。理由のひとつに、今年行なわれたWWE (当時WWF) の横浜興行において武藤敬司氏が現われたことが挙げられる。米国のプロレスに近いとされる武藤選手だが、全日本プロレスとWWEの提携については完全に否定。「WWEは王国でひとりでなんでもできてしまう。そういった意味では理想。全日本はまだまだ弱い」としながらも、プロレス復活に向け「K1のノウハウなどを利用したい」といった積極策で挑んでいくようだ。武藤選手は「俺のやっていることは王道なのか?」と自問しながらも「武藤敬司のこれから歩く道が王道」と言われ、「武藤敬司の新王道伝説に向けてがんばります」と締めくくった。
近くから武藤選手の生の声を聞け、プロレス好きにとってはたまらないイベントだったことだろう。
(2002年10月3日)
[Reported by 船津稔]
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