【東京ゲームショウ2002】「エナジーエアフォース」をメインに |
会場:幕張メッセ
やはりHMDが設置された台が、圧倒的に人気が高かった。筆者も思わずやってしまったが、首を限界まで後ろに向けて、敵機を追いかけている姿も多かった「エナジーエアフォース」 |
タイトーブースでひときわ目を引いたのが、9月26日発売の「エナジーエアフォース」。これは、12台のうち半数に、ソニー製のヘッドマウントディスプレイ「PUD-J5A」(以下HMD)が用意され、実際に装着してプレイできるとあって、行列が後を絶たなかった。
「エナジーエアフォース」は、大規模軍事テロに対処するフライトゲーム。搭乗できる航空機はF-16、CF-22、F-35、X-35CとBの4種類だが、どれも非常にリアルに再現されていて、ブースのムービーを見ているだけでも鳥肌モノ。ブースの前を通りかかった多くの人が、迫力の映像に足を止めて見入っていた。
そしてこの近未来の空中戦をさらにリアルに体感させてくれるのが、HMD。プレーヤーが上下左右に頭を動かすことで、全方位の仮想映像空間を体感できる機能を搭載しており、頭に装着して「エナジーエアフォース」をプレイすると、ディスプレイ部分には頭を向けた方向の景色が展開する。実際に装着してプレイしてみたが、離陸中に頭を横に向ければ、流れる滑走路が本物のように見え、だんだん離陸していく様子にはとても興奮する。下を向けばコックピット、前を見れば眼下に広がる地上の光景、また上の方には空が広がる。これが、航空機の操作と連動すると、まるで密閉されたコックピット内に自分いて、広大な空を実際に飛んでいるような感覚が味わえる。
■ アクレイム、D3パブリッシャーなど共同出展各社の作品はパズルが豊作
ブース内には、他にも共同出展各社のゲームが多数プレイアブルで展示されており、そちらではパズルゲームが豊作だった。
見よ、この動物たちのカケラを!! 愛らしい中にも、独特の世界観を貫いていて、目を引いた「ズーキューブ」 |
ゲームキューブとあってキャラクタも可愛らしい……と思いきや、ただ可愛らしいだけでなく、程良く毒を含んでいるのだ。というのも動物キューブは、動物の足のようにも手のようにも見える何とも言えない形状をしていて、これらを組み合わせると、ボワンと動物の顔になるところが独特のセンスで、「グロ可愛い」といった印象だ。
D3パブリッシャーは、多数のタイトルを出展していた。SIMPLE2000シリーズでは、「スターライト☆パズル~いそがしキューブ★どっすんフワワ~」の他に7タイトル並んでいた |
キューブに乗った状態でボタンを押してレバーを入力すれば消すことができるのだが、別のキューブが隣接した方向にレバーを入れると、その列に繋がっているキューブを一気に消すことができる。またキューブは、キティちゃんのいる場所に落ちてくるため、積み上がらないようにしようと思うと、じっとその場にとどまらず、常に走り回ることになるので大忙しのアクションパズルだ。
分岐させると、大量のおじゃまを相手に送りつける、コンパイルの「ポチっとにゃ~」。その魅力にとりつかれ、何度も列に並んでプレイする姿もあった |
同色のブロックを長くつなげておいたり、更に1本道ではなく、枝分かれをたくさん作っておくことで、相手側フィールドに大量の「おじゃま」を落とすことが可能。このときの爽快感は、爆発的に気持ちいい。ユーザーデーには、「ポチっとにゃ~」のゲーム大会も行なわれた。これには、コンパイルの仁井谷社長も参加。
また、テレビの深夜番組でおなじみのワンギャルの面々が登場して、様々なステージイベントを盛り上げてくれていた。
□タイトーのホームページ
http://www.taito.co.jp/
□「エナジーエアフォース」のページ
http://www.ea-web.com/
(2002年9月22日)
[Reported by 河本真寿美]
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