会場：幕張メッセ

　チョロQ、犬夜叉、東京ミュウミュウ、ベイブレード、といった多数のキャラクタゲームを発売するタカラ。今回はコナミグループとしてブースを出展、多数の試遊台を設置していた。

　どのタイトルも人気を博していたのだが、中でもちょっと特別な雰囲気を発していたのがトランスフォーマーコーナー。「トランスフォーマー」とは“変形”をテーマにした玩具シリーズ、車や飛行機だけではなく、動物や昆虫までをモチーフにし、'84年のアメリカでのヒットを皮切りに、今では世代を越えた人気シリーズとなっている。

　このトランスフォーマーの元になった玩具「リアル＆ロボ」シリーズが発表されたのが'82年。そこから数えて20周年ということで、今回の展示はそれを記念してのもの。会場には百体を超えるトランスフォーマーが展示され、来場者の目を釘付けにしていた。上映されるモニターに熱い視線を注ぐ人も大人から子供まで実に多彩で、このシリーズのファン層の厚さを改めて感じさせられた。

　併せて開催されたステージイベントでは歌手の和田光司氏が来場のファンと共に「トランスフォーマ・カーロボット」のオープニングを熱唱した。さらにイベント会場で、新作タイトルが発表、今回はムービーのみだが、コンボイ、ロディマスコンボイ、メガトロンといったキャラクタたちが、変形をしながら射撃に格闘に激しい戦いを繰り広げる興奮必至のものだった。

多くのユーザーが立ち止まり、映像を見つめる「トランスフォーマー」コーナー	展示は軽く100体を超える。持っていたもの、欲しかったものがここに!	なんと惑星が変形するという驚異のメカ生命体・ユニクロンも展示されていた
会場にかけつけた和田光司氏。ファンと一体になって熱唱	素早く変形し、強力な攻撃を加えるメガトロン。ファンにはおなじみのキャラクタだ	受けて立つコンボイ。因縁の対決は、ゲームへとその舞台をうつす

　また、PS2のみならずXboxでも展開する「J-PHOENIX」も注目のタイトルだ。ハードなイメージを持つこのシリーズだが、なんと「萌え萌えアニメ」という驚異の展開を見せる。この第一段は12月に発売されるPS2「機甲兵団J-PHOENIX コバルト小隊篇」に同梱されるアニメDVDでその名も「機甲兵団J-PHOENIX PFリップス小隊」。4人の女の子がピンクの機体に乗り、アクションとギャグ、そしてお色気たっぷりに活躍する。制作スタッフは「ちっちゃな雪使いシュガー」や「シスタープリンセス」といったアニメを手がけたある意味精鋭メンバー。すでにシリーズ化も決定し、Xbox「機甲兵団J-PHOENIX＋」にも同梱されるとのこと。硬軟含めて展開することで、ファンの反応が楽しみな作品だ。

　他にも、ついにGCにも展開をする「チョロQ」、「ベイブレード」シリーズや、原作の内容やキャラクタ性を活かしたGBA「犬夜叉(仮)」、PS「東京ミュウミュウ 登場新ミュウミュウ！ みんないっしょにご奉仕するにゃん」といったタイトルも要チェックだ。

多彩なパーツを装備し自分だけの期待を創るのが楽しい「J-PHOENIX」シリーズ	シリーズはPS2にとどまらず、Xboxへも展開する。さらに「萌えアニメ」とは!?	「犬夜叉(仮)」は原作のテイストを活かしたボードゲームとなる
「東京ミュウミュウ 」はゲームのみならず、コスプレのお姉さんの人気も集めていた	きついコーナーを高速で駆け抜ける。……思わず体、動いちゃうよね	ブースに大きく展示されていた「Qカー」ちゃんと公道も走れる電気自動車だ

□タカラのホームページ
http://www.takaratoys.co.jp/

(2002年9月21日)

[Reported by 勝田哲也]