コナミブースは怒濤のタイトル数でユーザーを圧倒!

期間:9月20日~9月22日

会場:幕張メッセ

 PS2「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」、PS2「METAL GEAR SOLID 2 SUBSTANCE」をはじめ、70を超える新作タイトルを展示しているコナミブース。試遊台の規模だけでもものすごくゲームショウの各社ブースの中でもひときわ目立つ存在だ。


■ キーワードは「覚醒」! 「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」

 小島監督のステージで大きく発表された「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」。話題を呼んだ「Z.O.E」の続編だ。小島監督が提示する本作のキーワードは「覚醒」。主人公を前作の少年から、“元軍人”に設定し、より積極的に、激しく、そしてスケールの大きな戦いを目指していくという。ゲストキャラクタデザインに「真女神転生シリーズ」の金子一馬氏を迎えるなど、超豪華ゲストを結集、すべてにおいて新しい次元のゲームとなる。

 特に圧巻なのが多数の敵を一機で相手をする演出と、それを可能にする簡単で奥の深い操作性。前作でも簡単操作でかっこいいアクションが可能だったが、それ以上のド派手な戦いが展開する。中でも「つかみ」に重点が置かれていて、敵キャラをつかんで投げるだけではなく、振り回して多くの敵をなぎ払ったり、盾にするといった操作が可能。もちろんメインの攻撃であるレーザーの攻撃と、斬撃もパワーアップ。

 監督は「簡単に派手なプレイができる」ということを特に強調していた。また、ハイクオリティなアニメムービーが挿入され物語を盛り上げる点も注目したい。このアニメムービーは全くの読み込み時間なしにゲームに挿入される。本作は今後、大規模なキャンペーンが行なわれ、店頭や各メディアで体験版などが配布されるという予定だ。


■ ふたつの難易度を提示して、プレーヤーに挑戦「 METAL GEAR SOLID 2 SUBSTANCE」

 今回出展されたもうひとつの小島監督作品としてユーザーの注目が非常に高かった「 METAL GEAR SOLID 2 SUBSTANCE」。今回出展されたバージョンではライデンとスネークふたりの訓練ミッションがプレイ可能となっている。このゲームの詳細は、21日の小島監督のトークとともにさらにつっこんだ形で紹介をする。

「つかむ」というのは人間として大事でしょう! と力説する小島監督 今回抜擢されたディレクターの野田氏。華麗なデモプレイで会場をわかせた 今回デモシーンはアニメで描かれる。全く待ち時間なしでゲームから移行する
たくさんの試遊台が設置され、そのどれもが人気だった「ANUBIS ZONE OF THE ENDERS」 こちらも非常に人気を博していた「 METAL GEAR SOLID 2 SUBSTANCE」 会場に展示されていたメタルギアのボード。アヌビスも展示されている



■ 名作復活! PS2「真魂斗羅」&GBA「魂斗羅ハードスピリッツ」

 コナミを代表するタイトルとして、ユーザーの心に深く刻まれている「魂斗羅」シリーズがついに復活を果たした。「真魂斗羅」はその進化したハード性能を活かし、リアルで派手なグラフィックでユーザーを魅了する。グレネードや火炎放射器など、エフェクトは非常に美しく進化を遂げつつも、使い勝手はそのままという点などは、ファンにはたまらないだろう。細かく書き込まれたグネグネ動く中ボス、さらにスノーボードに乗った強制スクロールステージの存在など、シリーズのツボをはずさない作りは、見事といえるだろう。

 スーパーファミコン版とメガドライブ版をミックスさせた「魂斗羅ハードスピリッツ」もできは非常によく、プレーヤーから賞賛の声があがっていた。


■ そのほかの注目タイトル

 あまりに多くて、すべてを列記できないが、特にユーザーの注目が高かったものを挙げていこう。PS2「SILENT HILL 3」、PS2「遊星からの物体X episode II(仮)」は同じ恐怖をテーマにおいた3Dアクションアドベンチャーながら全く違う切り口を見せているのが面白い。特に“仲間”との協力に重点が置かれている「遊星からの物体X episode II(仮)」はシステム面においてもユニークだった。

 長蛇の列を生んでいたのが、PS2「ポップンミュージック7」。アーケードスタイルそのままのコントローラをノリノリでたたいている人が多かった。コントローラという点ではPS2「犬とあそぼう~dogstation~ 」もアーケードと同じようにキーボードで楽しめる。 GCの「ディズニーシリーズ」は、見事にキャラクタを再現、非常に質のよいゲームに仕上がっているのが印象深い。また全く手法が違うがPS2「GetBackers奪還屋~奪還だヨ!全員集合!!~」のキャラクタ表現も注目してほしい。

 筆者のちょっとずれたセンスを直撃したのがPS2「Evolution Snowboarding」。いきなり提示される目的が「ゴールまでに4人以上倒せ!」だ。この画面を見たとき、ふつうのスノーボードゲームだと思って通り過ぎようとした私の目は釘付け、目の前で展開したのは、スノーボードに乗って、爆発するドラム缶などが仕掛けられたコースを鎖や釘付きバットを手に、激しくどつきあいをしながら滑走していくあまりに暴力的な人たちの姿。この本気とバカっぽさの混じり合ったド派手で血なまぐさい戦いが、このゲームのキモなのだ。おまけに服を含めたセンスがほんのちょっと未来風という、アメリカのちょっぴりおバカなゲームのノリをきちんと継承しているゲームなのである。よく似たタイトルであるPS2「Evolution Skateboarding」が非常にオーソドックスでできのよいスポーツゲームであるところがまた面白い。「洋ゲー」という響きが好きな「同志」の方は、是非チェックしてほしい。

 他にもPS「ミニモニ。ステップぴょんぴょんぴょん♪」、PS「帰ってきたサイボーグクロちゃん」といった低年齢層にアピールするタイトル、GBAの画面でリアルな拡大画像を描き、原作のおもしろさを完全再現したGBA「SILENT SCOPE」など注目作は数多い。特にタカラのフィギュアシリーズの世界観をゲーム化、ハードでセクシーな雰囲気を持った3DアクションPS2「COOL GIRL(仮)」は要チェックだ。フィギュアと同じコスチュームをまとった色っぽいお姉さんが案内しているので、必ず見つかるはずだ。

ちょっと濃い感じのプレーヤーを集めた「魂斗羅」コーナー シリーズおなじみのグリグリ動く中ボス登場。火炎放射器でザコは松明となる こちらは「魂斗羅ハードスピリッツ」。独特の色使いがステキ
外人さん(と筆者)大喜び! 「Evolution Snowboarding」 画面がくっきりしていてきれいな「帰ってきたサイボーグクロちゃん」 特徴をうまく捉えて見事に移植「SILENT SCOPE」
ハードな3Dアクション「COOL GIRL(仮)」お姉さんが目印! イベントではおなじみ、プレイした人は勇者間違いなしの「マーシャルビート2」 物販ブースでは今回も彼女たちが笑顔で迎えてくれる
犬を相手に必死にキーを打つ「犬とあそぼう~dogstation~ 」 「GetBackers奪還屋~奪還だヨ!全員集合!!~」最近珍しいアルティメット・バトルアクション


□コナミのホームページ
ttp://www.konami.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.konami.co.jp/kmj/webkonami/tgs2002.html

(2002年9月21日)

[Reported by 勝田哲也]

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