「第40回アミューズメントマシンショー」ブースレポート~セガ編~
入場料:中学生以上 1,000円(前売り:700円)
■ 技術力を活かした大型筐体ものを中心に出展 セガブースはアーケード・メダルゲームともに大型筐体ものが目立つ、堂々たる出展ラインナップ。新汎用ボード「Chihiro」を使ったガンシューティング「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド3」、人気ドライブゲームの新作「頭文字D Arcade Stage Ver.2」などが初めて披露され、来場者の注目と期待を集めていた。
そのほか、サテライト席8席を使用した4人打ち麻雀ゲーム「MJ」、サッカーゲームの定番「バーチャストライカー2002」など、発売間近の作品も出展されていた。
■ 新型汎用3DCGボード「Chihiro」 セガとマイクロソフトが共同開発した、Xboxアーキテクチャを利用した業務用の汎用3DCGボード「Chihiro」のモックアップが参考出展された。 汎用であることを示唆すべく接続されたGD-ROMと比較すると、業務用ハードを見慣れない人は「ずいぶん大きいな」と思うかもしれないが、これまでにリリースされた汎用ボードに比べれば、極端に大きいというわけではない。 基本スペックは公開されていないが、開発コストの軽減などに重点が置かれている点などをあわせて考えると、コンシューマのXboxと性能面で極端な差があるとは考えにくい。Ether端子がXboxの背面にあるものと、naomiについているものとふたつ用意されていることからも、そう考えたほうが妥当のように思われる。
今回、対応タイトル第1弾としてワウ エンターテイメントから「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド3」が発表された。リリースは12月とアナウンスされているため、「Chihiro」の一般リリースも12月ということになる。汎用性、ネットワークへの対応など、これからのアーケードシーンを彩る業務用ボードとして、さらなる発展が期待される。
■ 頭文字D Arcade Stage Ver.2
ファンの要望の高かった乱入対戦が可能になり、1対1の公道バトルを思う存分楽しめるようになった。「公道最速伝説」モードに登場するライバルの数も増えており、今度はどんな名ゼリフが飛び出すのか楽しみだ。 走行の感覚は前作とほとんど同じで、路肩をこすると大きく減速する。コーナーリングの実力のみで勝負が決まるガチンコの魅力は健在。前作で成長させたカードは、本作でも使用可能で、データを引き継ぐことができる。これは前作のファンにはうれしいところだ。
会場にはシングル台と乱入対戦台の両方が設置され、各筐体の後ろには長蛇の列ができていた。会場人気は間違いなくトップクラスで、前作同様に大ヒットすることが予想される。
■ ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド3 ゾンビを撃ち倒す、人気ガンシューティングシリーズの第3弾。ゲームの舞台は、世界が崩壊した2002年から16年の歳月を経た、2019年のEFI研究所。Xboxアーキテクチャを利用した新ボード「Chihiro」のスペックを活かし、立体感のあるゾンビが次から次へと襲いかかってくる。多量の残骸が飛び散る戦闘シーンはド迫力だ。
使用する銃はショットガンで、グリップをポンプアクションしてリロードするのが特徴。爽快感が重視されており、ガチャガチャと忙しく銃を動かしているうちにゲームの世界にぐんぐんと引き込まれていく。頭部を撃って大ダメージを与えたり、パートナーを救出してライフアップするなど、お約束のイベントは健在だ。
■ セガ4人打ち麻雀 MJ
そのほかMJ. NETでは、獲得したアイテムでキャラクタのカスタマイズやチーム設定などが可能。新時代の麻雀ゲームとして注目される。
■ バーチャストライカー2002
出場国が64カ国、スタジアムが13種類へと倍増し、そのボリュームは大きくアップしている。日本代表メンバーは、ワールドカップ初戦のスターティングメンバーが実名で登場。最新の日本代表ユニフォーム、FIFA公式球の「FEVERNOVA」が使われるなど、実際のサッカーに近いリアルな環境でゲームを楽しむことができる。
□JAMMAのホームページ (2002年9月19日) [Reported by 石井ぜんじ] |
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