セガとマイクロソフト、Xboxベースの業務用汎用CGボード 「Chihiro」を共同開発。19日の第40回AMショーに参考出展
9月18日 発表
株式会社セガとマイクロソフト株式会社は、マイクロソフトのゲーム機「Xbox」のアーキテクチャを応用した業務用汎用3DCGボード「Chihiro」の共同開発を完了し、生産を開始すると発表した。リリースは2002年内の予定。
「Chihiro」は、汎用性と開発効率に優れた汎用3DCGボードで、開発者にコストパフォーマンスの高い開発環境を提供するというもの。コンシューマとの汎用性により、タイトル数の拡充と投資効率の向上が期待できるという。
対応第1弾タイトルは、株式会社ワウ エンターテイメントの人気ガンシューティングゲームシリーズの最新作「ザ・ハウス・オブ・ザ・デッド3」。9月19日~21日(一般公開日は21日)まで東京ビッグサイトで開催される「第40回アミューズメントマシンショー」では、本作とともに「Chihiro」が参考出展される予定。
セガは、2月にニンテンドーゲームキューブのアーキテクチャを用いた業務用基板「トライフォース」を、任天堂株式会社と株式会社ナムコの3社で共同開発することに合意し、アーケード版の「F-ZERO AC(仮称)」とコンシューマ版のGC「F-ZERO GC(仮称)」の2タイトルを2002年末に発売すると発表している。
家庭用と親和性の高い汎用3DCGボードだけに、「Chihiro」も「トライフォース」同様、アーケードとコンシューマの相乗効果を狙ったタイトルがリリースされる可能性が高い。すでに稼動中の、株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントのゲーム機「プレイステーション 2」のアーキテクチャを利用した「システム246」なども含め、アーケード用の汎用基板は新たな時代に突入したといえるだろう。
□セガのホームページ
http://sega.jp/
□マイクロソフトのホームページ
http://www.microsoft.com/japan/
□ニュースリリース
http://sega.jp/release/nr020918_2.html
(2002年9月18日)
[Reported by 北村孝和]
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