Talon Softの名作ストラテジーのアドオンを9月6日に発売 |
価格:3,800円
「ライジングサン」は、ゲームバランスなどは完全に無視して史実を忠実に再現しているため、ガダルカナル以降の日本軍は超高難易度だ |
「ライジングサン」は、米国の老舗メーカーのひとつTalonSoft(現Take Two Interactive傘下)の人気シリーズ「The Campaign Series」の最新作。代表作としては西部戦線を描いた「West Front」と東部戦線を描いた「East Front」の両シリーズなどがある。見た目はオーソドックスなヘックス式ターンベースのストラテジーゲームだが、士気の要素や視線の確保など、ルールの細かさでは国内最高峰のターンベースストラテジー「アドバンスド大戦略」シリーズに唯一勝りうる名作である。
「ライジングサン」は、「East Front II」のゲームエンジンをベースに、南太平洋の島嶼戦をもれなく収録し、史実では原爆投下により中止となった日本本土上陸作戦「オリンピック」(鹿児島上陸作戦)、「コロネット」(本州上陸作戦)の両作戦をIFシナリオとして収録している。システム面で特徴的なのは、日本兵の超人的な粘り強さを「Banzai Attack」としてシステム化しているところで、これにより通常ルールでは達成不可能な遠距離からの強襲や絶対的に不利な状況化での戦闘続行を可能にしている。
「ライジングサン・インペリアルストライク」では、以下の20本のシナリオを収録している。いずれも非常にマニアックな内容だが、戦史ファン、ボードゲームファンは試す価値のある内容だ。
・フィリピン諸島、ルソン島、マニラの西北西50Km、アブカイの西6km、アブカイ農園
・マレー半島、シンガポールの北西150Km、バクリ
・グアム島、アガナの東5Km、バリガダ(春田山)
・パプアニューギニア、ポートモレスビーの北東160Km、ブナ
・フィリピン諸島、レイテ島、ブラウエンの北西4Km、ブリ
・フィリピン諸島、ミンダナオ島、コタバト
・フィリピン諸島、レイテ島、バイバイの北西22Km、ダムラアン
・ガダルカナル島、ルンガ岬の南南東5Km、ムカデ高地(血染めの丘)
・ガダルカナル島、ルンガ岬の南西西13Km、ギャロッピング・ホース丘陵
・沖縄、那覇の東北東10Km、石嶺
・フィリピン諸島、レイテ島、オルモックの北20Km、カナンガ
・パプアニューギニア、マダンの北北東400Km、アドミラルティ諸島、マヌス島、ロレンガウ飛行場
・フィリピン諸島、ルソン島、マニラの南東90Km、マウバン
・ビルマ、マンダレイの西100Km、モニワの南東、マウイワマ
・パプアニューギニア、マダンの北北東400Km、アドミラルティ諸島、ロスネグロス島、モモテ飛行場
・香港、ヴィクトリア街の東5Km、バトラー山
・マーシャル群島、クェゼリン環礁、ナムール島
・フィリピン諸島、ルソン島、マニラの西40Km、リマイの北西10Km、第429小道
・ニューブリテン島、ラバウルの西南西440Km、ツルブ/グロスター岬
・ハワイ諸島の西南西、ウェーク島
・テニアン島、テニアン市街の北10Km、ホワイトビーチ2
・フィリピン諸島、ルソン島、オロンガポの西6Km、ジグザグ峠
常に圧倒的な兵力で上陸してくる米軍に対し、劣弱な装備と兵力を強いられる日本軍は地の利を活かして戦うしかない。夜間に入ってから米軍の視界の外で行軍を開始し、敵司令の首を取るべく夜襲を仕掛ける。もはやそこで行なわれる戦闘は近代戦ではない。壮絶なシミュレータだ |
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□マイクロマウスのホームページ
http://www.micromouse.co.jp/
□「ライジングサン・インペリアルストライク」のホームページ
http://www.micromouse.co.jp/wgame/rsun-imperialstrike.htm
(2002年9月3日)
[Reported by 中村聖司]
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