Xbox「MAXIMUM CHASE」発売記念イベント開催 |
プロデューサーの山路和紀氏 |
イベントでまず登場したのは「MAXIMUM CHASE」のプロデューサーを務める山路和紀氏。山路氏はカーチェイスをゲームで表現するにあたって「むかし中学生の頃に見た映画『コブラ』のカーチェイスが印象に残っている。ゲームを制作するにあたり“ガンファイトがないとダメ”だとか、“助手席に女性が座っていなければならない”とかこだわりを持って作った」と語った。舞台となったロサンゼルスについては「観光地などにはない比較的怪しそうなロサンゼルスを再現した」ということで、わりと忠実に再現されているという。
ゲームの制作にあって気を付けた点として「ゲームとストーリームービーの繋がり」を挙げた。これまではハードの制約から「ゲームのシーンがムービーに負けていた (山路氏)」という。今回はゲーム部分を元気が担当、ムービー部分を映画「リターナー」のCGを担当した「白組」が担当。カットの繋がりなども気を付けたという。
ゲームは“チェイスモード”、“ガンファイトモード”、ムービーシーンが用意されている。“チェイスシーン”はゴールに向かって街中をわりと自由に走りまわることができる。“ガンファイトモード”はゲームに登場する謎の美女“キャサリン”に運転を任せ、プレーヤーは主人公の刑事“リック”となり追ってくる敵を銃で破壊していくこととなる。“ガンファイトモード”では運転しているのがキャサリンであるため、車が蛇行し、なかなか狙いを定めにくくなっている。敵の弱点が表示されている間に撃つわけだが、ラジエーターを撃てば爆発するし、タイヤを狙えばスピン。攻撃によって敵車のやられ方も変わり、うまく倒せば後続車を巻き込み、コンボ状態でたくさんの敵を一気に倒すこともできる。このほか、ミッションに成功していくと特殊なエフェクト表現を使えるようになったり、車もセレクトできるようになるという。
【スクリーンショット】 | ||
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そしてひととおりゲームの説明が終わったところで登場したのが、今回のイベントにおいてヒロインをつとめる吉野紗香ちゃん。まずはゲームをプレイしてみて「やってて楽しいですね」とかなり真剣にプレイ。「あと一台、あと一台……」となかなかコントローラを離さないくらい熱中していた。スタッフからXboxを貰ったらしく「リハーサルではうまくいったのに本番でうまくいかなくて悔しい。帰ってずっとやりたい」と悔しがっていた。
ではもう一勝負……と言うところで会場が真っ暗に。ここで登場したのがゲームに登場する悪役コールマンの江頭2:50!! 舞台狭しと大暴れしたあと、リック役の3人にギュッと押さえつけられて御用。そのあとトークが行なわれたが、江頭2:50のテンションはますますヒートアップ。ゲームが好きだそうで「Xbox持ってるんだよ、ゲーム好きだし。やってるゲームは格闘ゲームの『UFC (カプコン)』」と捲し立てた。Xboxは自分で買ったようで、吉野紗香ちゃんが貰ったと聞いて「俺は自分で買ったぞ」とアピールしていた。
カーレースゲームについては「俺はスーパーカー世代だから、ちょうど乗りたい車が登場するんで嬉しいし、このゲームもプレイしたい」と語っていた。吉野紗香さんは21日に東京ゲームショウのステージに登場する予定なので、ファンの人はチェックしておこう。
また、注目して欲しい点としては「これまで自動車メーカーは車が壊れるという表現を認めないことが多かったが、『Project Gotham』でそれが可能になった。今回の注目点としては自動車のリアルな壊れ方にも注目して欲しい。これは他ではマネできないものを目指して作った。『Project Gotham』以上のものができたと思う。それも元気の技術力で、こう当たるとここが壊れるといったことや、へこみ方などのノウハウがつぎ込まれている」という。
5.1chにも対応し、映画以上の迫力あるカーチェイスが体験できるゲームなので、アクション映画が好きな人も注目してみてはいかがだろうか。
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□「MAXIMUM CHASE」のページ
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(2002年9月1日)
[Reported by 船津稔/Photo by 古川敦]
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