PCCW Japan、アントニオ猪木のゲームを発表!!
猪木曰く、「元気があればゲームも楽しめる!」

12月 発売予定

価格:GBA「闘魂ヒート」5,800円、PS2「闘魂 猪木道」6,800円

 パシフィック・センチュリー・サイバーワークス・ジャパン株式会社 (PCCW Japan) はアントニオ猪木さんのゲームを2タイトル発売する。発売されるのは猪木さん監修のゲームボーイアドバンス用プロレスライブアクション「闘魂ヒート」と、プレイステーション 2で発売される対戦型アクションパズル「闘魂 猪木道」の2作品。発売は両作品共に12月を予定している。価格は「闘魂ヒート」が5,800円を予定、「闘魂 猪木道」は6,800円を予定している。

 「闘魂ヒート」は、主人公の小学生大羽火人 (おおば ひびと)がアントニオ猪木に伝授してもらった“INOKI-IZM”の力を使うことで、謎のマスクマン「ヒート」として新日本プロレスリングのリングにたち、実在するレスラー達と戦っていく。リアルなプロレスの世界を体感できるという。これまでのプロレスゲームは状況とタイミング、またはコマンドなどを複雑な操作体系を持つゲームが多かったが、このゲームでは技を選択するという簡単な操作でプロレスを楽しめる工夫がされているという。
 基本はストーリーモードのようだが、ユーザーが鍛えたキャラクタを通信ケーブルを使い対戦させることも可能だという。主人公の少年とマスクマン「ヒート」のデザインは漫画家の島本和彦氏が担当している。

 「闘魂 猪木道」はアントニオ猪木や蝶野正洋、永田裕志、佐々木健介、中西学、天山広吉、獣神サンダーライガー、安田忠夫といった新日本のレスラーが独特のイラストで登場。イラストは「元祖! 浦安鉄筋家族」の浜岡賢次氏が担当。闘魂をテーマに格闘プロレス風味の対戦型落ちものパズルと言うことで、詳しいシステムなどは謎に包まれている。大技や必殺技が決まると派手なグラフィックで描かれるなど爽快感溢れるものになるという。さらにファンとして嬉しいフィーチャーとしてリングアナウンサーの田中氏の実況付きだという。

 この2作品とも、ブロードバンドコンテンツとして運営されるアントニオ猪木パーソナル情報ポータルサイト「闘魂.TV」や「闘魂サイト」と連動。ゲーム内で表示されるパスワードを「闘魂サイト」、「闘魂.TV」などで入力すると「闘魂キャンペーン (仮)」に応募することができ、レアアイテムなどを入手することができるという。逆に「闘魂.TV」や「闘魂サイト」に隠されたパスワードを探し当て、ゲーム内で入力すると新パーツを入手できたり、新しい敵が登場するという。現実世界と微妙にリンクし、立体的にゲームを攻略、体験することがこのゲームの目玉のひとつといえるだろう。

【闘魂ヒート】
【闘魂 猪木道】


 発表会にはアントニオ猪木さん自らが登場。いつものフレーズ「元気ですかぁ!」のかけ声と共に現われた猪木さんはゲームからブロードバンドコンテンツ、携帯用サイトなど、今後登場する数多くのデジタルコンテンツについて、「(自分は世の中より) 発想が早いんだが、インフラが整ってきてその距離が縮まってきた。私は放送局が欲しかったんだがさすがにそれは無理。でもブロードバンドコンテンツなら可能で、今後充実させていく」とコメント。

 PCCW Japanのシニアバイスプレジデントの本山博敏氏は「昨年、猪木さんとゲーム化権を独占契約した。それから企画を練り、今回形になった。猪木さんの闘魂や元気を子供に伝えたい。また、来年以降も色々とリリースしていきたい」と語った。

 猪木さんはゲームについて「アニメやゲームは世界に通用する数少ない日本の産業。格闘も世界に通用するコンテンツのひとつだが、格闘には言葉がいらないから世界中の人が楽しめる。これまで色々話はあったが、実現しなかった。ついに一歩を踏み出すときがきた」とゲーム化の経緯を説明した。

 とにかく“熱い”記者会見だったが、ゲームも負けず劣らず“熱い”ものにし上がりそうだ。なお、両タイトルとも東京ゲームショウに出展される予定だという。

アントニオ猪木さん、今日も「元気ですかぁ!!」といつものフレーズと共に登場 「闘魂ヒート」の主人公の大羽火人 (おおば ひびと)。なんと小学生にして謎のマスクマン「ヒート」として新日本プロレスのレスラー達と戦う 主人公キャラとマスクマンをデザインした漫画家の島本和彦氏。「アントニオ猪木さんと話せるなんて夢が叶った!」と、マンガ同様熱いコメントを残した
キャラクタの説明をする島本和彦氏。主人公キャラクタについては「小学生がプロレスラーという荒唐無稽なところがいい」とか 最後に自ら「闘魂を注入してください!」ということで、猪木の闘魂注入完了の瞬間。これからは、氏の“熱い”漫画がより一層熱くなることだろう 今回のプロジェクトはブロードバンド放送や携帯コンテンツなどともリンクした壮大なプロジェクトとなっている


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□パシフィック・センチュリー・サイバーワークス・ジャパンのホームページ
http://game.pccw.co.jp/
□「猪木.tv」のページ (9月1日から有料)
http://www.tokon.tv/

(2002年8月29日)

[Reported by 船津稔]

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