カプコンの名作RPGが新たに生まれ変わる
PS2「ブレス オブ ファイアV ドラゴン クォーター」

今秋発売

価格:未定

主人公リュウ=1/8192
 株式会社カプコンはプレイステーション 2用ソフトとして「ブレス オブ ファイアV ドラゴン クォーター」を今秋発売を予定し開発している。価格は未定。

 スーパーファミコンから、プレイステーションへと受け継がれてきた「ブレス オブ ファイア」シリーズ。5作目となる今作では、さらなる“深化”を遂げる。今回遂にキャラクタを3D化、今までのシリーズとは異なる世界観で物語が展開する。システムにはSOL(ソル:Scenario OverLay System)という新システムを採用。詳細はまだ不明だが、プレイを繰り返すことで、隠されていた真実のエピソードに行きつくことになりそうだ。このシステムが、従来のRPGとはひと味違うポイントになるという。

 主人公はRANGER(レンジャー)という組織に所属する「リュウ=1/8192」。RANGERとはこの世界の治安維持を主な任務とする組織。この組織には階級があり、リュウは3rdという階級だ。
 このゲームの世界は、閉鎖された地下世界。人々は「ディク(デザインド=クリーチャー)」と呼ばれる生物機械をバイオ技術によって生み出し、さまざまな作業を行なわせていた。ディクは用途において多彩なサイズや形態をもち、大概は何らかの動物に似た外見を持っている。資源の限られた地下世界でこの機械はなくてはならない存在だが、時にエラーで野生化してしまい、凶暴になり人を襲うこともある。こうした野生化したディクから戦闘力を持たない一般人を守るのも、RANGERの仕事のひとつなのである。

 また、この世界にはRANGERの敵となる組織も存在する。その名は反政府組織TRINITY(トリニティ)。彼らは破壊活動を行なっているらしい。彼らの真の目的は何なのか? RANGERとの関係は? そしてタイトルである「ドラゴンクォーター」とは何を意味するのか? 今後の続報に期待してほしい。

 今回は2枚の絵コンテと、それに伴う画面を公開。リュウと、その相棒ボッシュが謎の荷物を護送中、TRINITYの襲撃を受けるシーンだ。こだわりのコンテと、それを忠実に3D化した画面に注目してほしい。激しい上昇志向をむき出しに、リュウに手柄を渡せと詰め寄るボッシュ、彼らふたりの関係も気になるところだ。さらに最新スクリーンショットと、敵となるディクの姿も合わせて公開しよう。

【スクリーンショット】
左の絵コンテを元に描かれるイベントシーン。相棒ボッシュの激しい感情の前に、リュウの心は揺れる
突然のTRINITYの襲撃! リュウも銃を手に反撃をする。この列車の積み荷は何なのだろうか?
制服からして、リュウの前にいるのは同じRENGERの仲間のようだ 一般市民との邂逅。全員がゴーグルをつけているが、この世界には必須のモノなのだろうか? 独特のタッチで描かれる地下世界。一見陰鬱そうな景色だが、人の生活による暖かさが感じられる
野良化した食用ディク「ナゲット」。大きいのがナゲットの親、ママナゲットだ 肉食の野生化ディク「ハーミット」と戦うリュウ。リュウは戦いには剣を使うようだ 見た目が凶悪な「ハオチー」は、実は貴重な栄養源。小型のモノは回復薬ともなる
武器を使う程度の知能を持ち、階層社会を構築している野生化した実験用ディク「邪公」 光を屈折させ、動かない限り肉眼で見えない「グミクリスタル」希少なディクだ この他にも、奇怪な外見を持つディクが多数出現する。戦いは苦しいモノになるだろう


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□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/

(2002年8月10日)

[Reported by 勝田哲也]

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