SCEI、ポケットステーションの生産を終了

 株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントは、プレイステーション用周辺機器「ポケットステーション」の生産を終了した。同社広報によれば、最終出荷数は同梱版を含めると約490万台になるという。

 「ポケットステーション」は、32bitのRISC CHIPを搭載したメモリーカード。32×32ドットのモノクロ液晶、5つの入力ボタンを装備し、IrDAによる双方向通信が可能。SCEIの「どこでもいっしょ」、株式会社カプコンの「ストリートファイターZERO3」、株式会社スクウェアの「ファイナルファンタジー VIII」などのソフトに対応している。価格は3,000円。

 「ポケステ」の愛称で親しまれた本周辺機器は、「どこでもいっしょ」の大ヒットとともに、各地の販売店でアッという間に完売したのは記憶に新しいところ。また、自分でポケステのゲームがつくれる「ぽけっとじまん」、学習ソフトの「ポケ単」、ポケステの液晶を顔にみたてた「PAQA(パカ)」、たくさんのミニゲームが楽しめる「ポケットムームー」など“ポケステならでは”というソフトもリリースされている。

 生産は終了したが、プレイステーション・ドットコムをはじめ、まだ販売しているショップは多数あり、今すぐになくなるということはないようだ。

【スクリーンショット】
ホワイト(SCPH-400)
クリスタル(SCPH-4000C)

□ソニー・コンピュータエンタテインメントのホームページ
http://www.scei.co.jp/
□製品情報
http://www.scei.co.jp/hardware/accessory/01.html

(2002年7月19日)

[Reported by 北村孝和]

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