価格：3,980円
(本体をセットにしたプレミアムパックは9,800円)

　株式会社コーエーは、三国志をモチーフにしたアクションゲーム「真・三國無双2」の続編「真・三國無双2 猛将伝」を8月29日に発売する。同社の公式サイトGAMECITYでは、ようやく公式ページも開設され、8月1日までの期間限定でプロモーションムービーも公開されている。本稿では「猛将伝」のゲーム内容を最新画面とともにたっぷりご紹介していく。

■　個性的な7人による無双モード　外伝的ストーリーを堪能しよう

「猛将伝」無双モードの武将選択画面

　「真・三國無双2 猛将伝」は、「真・三國無双2」を遊び尽くしたユーザーのためのスペシャルエディション的内容のアクションゲーム。ゲームエンジンは同一だが、メインとなる無双モードで選択できる武将や細かい機能にいくつか違いがある。「真・三國無双2 猛将伝」単体でプレイすることも可能だが、最大の醍醐味は「真・三國無双2」で、その新機能を楽しめるところにある。つまり猛将伝は、同社お馴染みの「パワーアップキット」の性格も持ち合わせているわけだ。

　今回、無双モードでプレイできる武将は以下の7名。「真・三國無双2」では魏、蜀、呉以外のその他のキャラクターとして分類されていた隠しキャラだ。いずれも「真・三國無双2」の無双モードではプレイできない武将ばかりで、三国志でも比較的人気の高い個性派が揃っている。ちなみにその他の武将については、前作とは逆に「猛将伝」単体ではフリーモードでしかプレイできず、残る32名を無双モードでプレイするためには「真・三國無双2」が必要となる。

　この際、「真・三國無双2」ユーザーかどうかを確認する方法は、セーブデータの有無ではなく、ディスクチェックを行なうとのこと。これにより、これまで「真・三國無双2」をプレイしていないユーザーでも、最初から「猛将伝」の新機能で「真・三國無双2」を楽しめることになる。

貂蝉(ちょうせん) 後漢の司徒である王允の養女として育った絶世の美女。歌舞などを多岐に渡って嗜み、そのいずれもが優れていたという才媛でもある。呂布と董卓の間に仲違いを生み離間させるために、単身、愛妾として董卓の側へ身を置く。性格は穏やか、つつましやかであるが、一方で強靭な意志を持ち、また、責任感も非常に強い。戦場では、錘と呼ばれる打撃武器を両手に携え、戦場を舞台として舞うように戦う	呂布(りょふ) 三国志の世界において最強と謳われる稀代の武将。魁偉な体躯と卓越した武芸により、戦場では無敵の武神として八面六臂の活躍をする。ただし、仁や義といった精神性はあまり具えておらず、義父であった丁原、そして董卓を次々と殺害し、やがて自らの武で天下を見ようとする。性格は尊大で、唯我独尊といった感じの立ち居振る舞いをする。また、純粋な一面をも持ち合わせており、貂蝉には無垢な愛情を捧げるようになる。戦闘では愛馬である赤兎馬を駆り、愛用の方天画戟を振るって縦横無尽にその武威を発揮する

張角(ちょうかく) 宗教集団「太平道」を率いる教祖。宗教的儀礼により病を治すなどして、天災で苦境に喘ぐ人民の心を掴んだ。後に大賢良師と名乗り、天下に広まった自らの教団を率いて蜂起、所謂「黄巾の乱」を起こす。性格は元来慈悲深いが、宗教的なトランスを伴った言行や、彼の起こす様々な奇跡により、怪しく捉えどころがないという印象を与える。戦場では大型の杖を振るい、また、それを媒介として炎を生み出す妖術をも用いる	董卓(とうたく) 黄巾の乱後、宦官による動乱に乗じて洛陽に入り、暴虐の限りを尽くした凶悪な独裁者。大胆な行動力と人並みはずれた膂力で、天下の全てをほしいままにしたいという自分の欲望を、すさまじい勢いで実現していった。また、たいへん好色な男でもある。性格は残忍で傲慢。およそ中華の倫理で尊ばれる徳目を意に介さず、自らの野望、欲望のためならば、どんな倫理、社会通念も平気で踏みにじった。戦闘では巨大な身体に佩いた長剣を振るい、敵味方双方に恐怖を撒き散らす

祝融(しゅくゆう) 性格は姐御肌で、気性は激しい。兵や民たちは畏怖と思慕とをもって祝融を敬っている。祝融の威風堂々たる態度と、孟獲の圧倒的な質量的、暴力的存在感とが合わさることによって、南蛮軍はその士気を高めている。戦闘ではブーメラン型の剣を用い、中長距離での広範囲への攻撃を得意とする	孟獲(もうかく) 南蛮民族の王。巨大な体躯と野獣のような風貌を持つ。自民族の利益のために、簒奪を目的として戦いを行うことを常とするが、諸葛亮に対しては自治を脅かす外敵を排除するという意識で敵対する。性格は無垢かつ凶暴。普段は豪快で陽気な振る舞いをしているが、気分を害すると、猛り狂いながら大暴れする。幼児がそのまま大人になったような印象を与える。知性はやや低め。戦闘では鉄製の篭手を両手に、接近戦で豪快な一撃を放つのを得意とする

袁紹(えんしょう) 後漢における名族袁家の嫡子で、その出自に恥じぬ堂々たる風貌と人望とを持っていた。董卓の台頭に際し、それに対抗する連合軍の盟主となる。それ以後は、乱世の中、父祖伝来の地である黄河北方を地盤に、最大の群雄のひとりとして天下をうかがうようになる。曹操とは少年時代からの友であるが、後に袁紹にとって天下への最大の壁となって立ちふさがる。性格は素直で純粋。覇気はあるが、それ以上に名門出身の甘さの方が表に出やすい。戦闘では愛用の長剣を携え、名族の長として修練を積んだ剣技を繰り出す

【貂蝉(ちょうせん)】

【呂布(りょふ)】

【袁紹(えんしょう)】

【董卓(とうたく)】

【張角(ちょうかく)】

【祝融(しゅくゆう)】

【孟獲(もうかく)】
現在開発中の無双モード中のゲーム画面。各人のセリフがなかなかおもしろい。個人的には炎を吹く杖で攻撃する張角が格好いい。一番人気はやはり呂布だろうか

■　護衛兵エディット機能で好きな武将を護衛兵に

「猛将伝」フリーモードのステージ選択画面

　さて、「猛将伝」の最大のウリといえるオリジナル要素が護衛兵エディット機能だ。同作では護衛兵を「通常護衛兵」と「無双護衛兵」の2種類になり、お好みの部隊編成でプレイすることができる。その内容とエディット項目は以下のとおり。フリーモードだけに限定されている「無双護衛兵」を利用すれば、1人プレイでも「激・無双乱舞」が狙えるところがポイントだ。

「通常護衛兵」

・「真・三國無双2」と同様の歩兵モデルを護衛兵とするもの
・「無双モード」「フリーモード」の両方で利用可能
・プレーヤー武将の階級に応じて2人～8人を連れて行くことができる

・設定項目：チーム名、護衛兵名、性別、連れて行く部隊、人数、兵種、方針、成長タイプ、色、装備(護衛兵名以外はチーム全体で一括指定)

「無双護衛兵」

・フリーモードで選択可能な武将を1人護衛兵とするもの
・フリーモードの1人プレイのみ利用可能
・ステージやシナリオによって選択可能な武将が異なる
・武将の能力はプレーヤーが成長させた能力値が反映される
・エディットはできない

　また、「猛将伝」ではチャレンジモードが一新され、目的地にたどり着くまでの時間を競う「速駆」、連続技の華麗さを競う「連撃」など4つの新モードを用意している。同社では前作に引き続きランキングコンテストの開催を予定しているという。ゲーム難易度は、前作からふたつ増えて、初心者、やさしい、ふつう、むずかしい、最強の5段階。新アイテムもたっぷり追加され、各武将にそれぞれ第5の武器が用意されるようだ。

　なお、「真・三國無双2」のセーブデータは、「猛将伝」にそのまま引き継いでプレイすることができる。引き継ぐ内容は、育てたキャラクターの能力値、獲得した武器、アイテムとなっている。ボリュームたっぷりの「猛将伝」。発売が楽しみだ。

護衛兵エディット中の画面。兵種や装備、方針などは一括指定だが、名前はひとりひとり変えることができる。右の画面は女性護衛兵8人を登場させたところ

「無双護衛兵」を選択したときのバリエーションの一部。左から順に関羽と張飛、孔明と周瑜、甄姫と孟獲(美女と野獣)。1人プレイで気軽に「激・無双乱舞」が狙えるのは嬉しいところだ

(C)2002 KOEI Co.,Ltd.
※画面はすべて開発中のものです

□コーエーのホームページ
http://www.gamecity.ne.jp/
□「真・三國無双2 猛将伝」の公式ページ
http://www.gamecity.ne.jp/products/products/ee/new/smusou2/mosyo.htm

(2002年7月17日)

[Reported by 中村聖司]