フロム・ソフトウェア、Xbox「叢-MURAKUMO-」を7月25日に発売価格:6,800円
株式会社フロム・ソフトウェアは、Xbox用ハイスピード3Dメカアクション「叢-MURAKUMO-」を7月25日から発売する。価格は6,800円。ハードディスク、トップガンフォックス2プロフライトスティックに対応している。
ルグナル社の開発した自律型サポート機能付き搭乗メカ「A.R.K.(ARTIFICIAL. REFLEXIVE. KINETICOID:アーク)」による原因不明の暴走事故が、世界各地で急激に増加し始めたのだ。それは、オリヴァーポートも例外ではなかった。 SPS計画の宇宙作業用に開発されたA.R.K.は、後に兵器として転用され、絶大な戦果を上げる。A.R.K.を開発したルグナル社の発言力と、それを有するアメリカの軍事力の肥大化を懸念した各国は、A.R.K.兵器の規制国際法案を作成し、これを1年後に施行。ルグナル社は軍用技術を民間向けに転用し、地上作業用A.R.K.を一般市場に投入。瞬く間に世界市場を席巻する。 卓越した性能をもつA.R.K.が引き起こす事件。それに対処できるのは、同じA.R.K.だけ。オリヴァーポートは、対暴走鎮圧特務チーム「叢-MURAKUMO-」を設立する。 が、その設立は、まるで事件の発生を予期していたかのように迅速だった。そもそも、高い信頼性を誇るはずのA.R.K.が、なぜ暴走し始めたのか? さまざまな謎を含みながら、今日も各地で暴走事件が発生する。
プレーヤーは特務チーム「叢-MURAKUMO-」の一員として、都市に氾濫する犯罪や違法行為の鎮圧にあたる。「万能型」、「高機動型」、「重武装型」、「重装甲型」、「近接戦型」と、それぞれに特徴が異なる5種類のA.R.K.から1体を選択してゲーム開始。 導入イベントシーンは、同社の十八番ともいえる迫力あるムービーでシチュエーションが説明される。出撃後は、チームのメンバーから通信が届く。会話で戦況を把握し、ターゲットを補足して撃破を試みる。 「叢-MURAKUMO-」は、ハイスピードでも快適に操作できるよう、機体の動きが自動的に補正される。A.R.K.に搭載されているAI(人工知能)は、GPSからのデータをもとに環境状態、空間位置などをリアルタイムに算出して機体を制御。AIは人間の“副交感神経”のような役割を果たす。 プレーヤーは、これによってビルとの衝突などを自動的に避けられる。ただし、完全に機能するのは無人A.R.K.の場合で、有人A.R.K.はパイロットの肉体的負担の限界を超えない範疇のみサポートするよう制限されている。レースゲームのように行動範囲を制約されることなく、3次元空間を自由に疾駆することができるのだ。
同社が全国で実施している体験会で、一足早くハイスピード3Dバトルに魅せられた人も少なくないと思う。発売まで、あと2週間。ロボットものやハードなメカアクションが好きな人には要チェックタイトルといえるだろう。
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□フロム・ソフトウェアのホームページ (2002年7月11日) [Reported by 北村孝和] |
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