セガ、この夏ジョイポリスで始まるアトラクションなどを公開 |
株式会社セガは、7月6日から東京ジョイポリスにおいてオープンする新アトラクション「メン・イン・ブラックII/MIB II」とフローズンヨーグルトショップ「ICBIY (I can't believe it's Yogurt!)」を関係者に公開した。特に「ICBIY」に関しては、同店のプロデューサーを行なったSEGA-AM2の鈴木裕氏が来場し、デザインなどについて語った。
「ICBIY」は米国をはじめとした約30カ国に展開しているフローズンヨーグルトショップ。低カロリー、無コレステロール、乳脂肪分ゼロという健康に気を配ったデザートとして人気がある。今回、鈴木裕氏は同店舗のデザインから各種アイディアまでプロデュースしている。外観はカラフルでカワイイ雰囲気。鈴木氏はカウンター裏の戸棚にサインをしていたので、今後、訪れた人はチェックしてみるといいだろう。
鈴木氏は「ジョイポリスに『ICBIY』を出店する計画があると言うことでデザインを監修したり、プロデュースなどをやって貰えないかと依頼があった。個人的にセガが分社化してそれぞれの会社が独立採算となり、横の繋がりが希薄になったのが気になっていた。だからセガとして、本社などと色々やりたかったところだ。建築には昔から興味もあったし、規模もそんなに大きくなくちょうどよかったと思う」とデザインを手がけることになった経緯を説明。
実際の作業に入ったのがE3から帰ってきてからと言うことで、かなりタイトだったようだが、鈴木氏曰く「1週間でコンセプトなどを固めほぼ大枠を決定した」という。お店のカウンターの部分はソフトクリームのコーンをイメージし、キャラメル色となっている。上の部分はカラフルなジェリービーンズがちりばめられているかのようなデザインだが、これは“アイスクリームのトッピング”をイメージしているという。曲線と直線がうまく組合わさってできている。
このほかにも鈴木氏は、「ぼくは、家族で一緒の時、アイスを買いに行かされる時があるんですよ。その時たくさん持たなくちゃいけない。どうやって持つかじっくり考えたいけど、アイスクリームはそこが尖っているので、置くことができない。これを置くことができればといつも思っていた。だがら、テーブルの端にはアイスクリームがおけるように穴が空いている」と、鈴木氏のアイディアが反映されているという。
今後、ポップコーンの入っている箱などにゲームの最新情報を掲載したり、メニューにゲームとタイアップした商品を入れるといった企画も実現したいとしている。
鈴木氏はもちろんゲームの制作がメインとなるわけだが、「ゲームは1年かかるが、これは1カ月で終わるのでいい気分転換だ」と断わった上で、「ほかにやりたいことがあるのかと問われたら、海の家をやりたい。海の家によく行くんだが、こうなっていればいいなぁと思うことがたくさんある。セガで海の家とかやってくれないかなぁ」と続けた。色々と申し出があれば積極的に参加していきたいようだった。
肝心のアイスクリームのお味だが、甘いのにさっぱりしていて非常に食べやすい上品な味だった。鈴木氏も「NO FATなので、安心していっぱい食べて欲しい。でも、『ICBIY』のお店ではどこもいっしょのものを出していると思うけど、ジョイポリスのお店が一番美味しい気がする」と笑いながら答えていた。
(2002年7月5日)
[Reported by 船津稔]
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